ベネフィット・ワンの株の業績や配当金の推移ってどうなの？
ベネフィット・ワンの株に興味があるんだけど、今の株価は買い時？
この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
について、各種データを用いて徹底的に分析しました。
また、皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。
この記事は、元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに執筆しています。
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ベネフィット・ワンってどんな企業？
ベネフィット・ワンは、業界最大手の福利厚生サービス会社で、パソナグループの子会社です。時価総額は約2,400億円の中型株。企業や官公庁向けに福利厚生代行サービス「ベネフィット・ステーション」を運営。疾病予防のための健康支援を行うヘルスケア事業など、幅広い会員制サービスを提供しています。
過去のチャート推移
つぎに、ベネフィット・ワンの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。
月足10年チャートの推移
こちらは、月足10年チャートです。
2014年5月には187.2円だった株価は、2021年11月頃に上場来高値の6000円を記録。約7年半で株価は最大32倍にまで成長しました。
ですがその後、成長鈍化やインフレ・金利上昇の流れから株価は大きく下げており、最大▲84%の下落となっています。
YUSUKEみなさん気になるベネフィット・ワンの株の買い時については後ほど解説をしていきます。
ベネフィット・ワンの業績は成長しているのか？
ベネフィット・ワンの『業績は成長しているのか？』把握をするために下記の2項目を確認していきます。
売上高の推移
- 売上高に関しては、右肩上がりで伸び続けており、2011年3月期から13期連続で増収と過去最高を更新し続けています。
- 営業利益に関しては、2022年3月期の128億円から前期は減益となっています。
利益率の推移
- 営業利益率に関しては、右肩上がりで伸びており、22年3月期には33.3%まで上昇。
- 当期利益率に関しても同様に伸びており、前期は18.1%と高水準を維持しています。
ベネフィット・ワンの株主還元は魅力的なのか？
ベネフィット・ワンの『株主還元は魅力的なのか？』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
配当金の推移
- 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、2004年9月の上場以来、減配は一度もなし。
- ただ、配当性向も同様に上昇してきており、前期は74.6%と比較的高く、配当余力はそこまでありません。
事業年度ごとの利益状況、将来の事業展開及び投資予定等を勘案したうえで、年間の純資産配当率を10％以上、連結配当性向70％以上を目標に、継続的かつ安定的な配当成長に努めていく方針です。
自社株買いの推移
- 自社株買いに関しては、過去10年間中5期で実施と積極的。
- 総還元性向は、19年3月期のみ100%を超えるも、それ以外の年は100%以下で推移と全く問題のない水準です。
総還元利回り
- 総還元利回りに関しては、そこまで高くはなく、基本的には2.5%以下で推移。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は1.75%と、高配当とは言えない利回り水準かと思います。
株主優待
YUSUKEベネフィット・ワンの株主優待は、100株以上（約15.1万円分）保有の株主に対して、「自社福利厚生サービス」が贈呈されます。
ベネフィット・ワンが株主優待を廃止しない理由とは？
オリックスやJTを筆頭に、近年の株主優待廃止の理由を確認すると、「公平な利益還元のため」が占める割合が増加傾向にあります。
株主優待は、
- 大口の投資家にとってメリットが薄い
- 機関投資家や外国人投資家にとってメリットが薄い
などといった課題を抱えているとの指摘もあり、株主の平等性の観点から廃止する企業が増えてきています。
YUSUKEただ、自社のサービスや商品を株主に優待として提供し、知ってもらう事で、売上が増加し、株価上昇へと繋がれば全ての投資家にとってメリットがあります。
その点、ベネフィット・ワンの提供している株主優待は、自社サービスを利用してもらう機会を提供する株主優待となっており、優待内容（金額）も大きすぎない内容ですので、株主優待を廃止する可能性は低いのかなと、ボクは考えています。
ベネフィット・ワンの株に対するよくあるQ＆A
それでは、ベネフィット・ワンの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。
こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
Q1 . 将来性のある企業ですか？
ベネフィット・ワンは将来性のある企業だと思いますか？
結論：個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
- 業績は安定成長を続けており、福利厚生サービスを充実させたい企業にとっては欠かせないサービスを提供
- 配当金は2004年9月の上場以来、一度も減配なし
- 中期経営計画では、従業員会員数を948万人⇒6700万人まで概ね10年で増やす計画とかなり野心的
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、
YUSUKEベネフィット・ワンの株は、高配当株ポートフォリオの一角に組み込みたい銘柄のひとつです。
Q2 . 「今」って買い時ですか？
ベネフィット・ワンの株は「今」買い時だと思いますか？
結論：個人的には「今」は積極的に買いたいとは思いません。
ちなみに、
YUSUKEボクは予想配当利回り3.0%をひとつの目安にしています！
※あくまでも個人の見解です。
ベネフィット・ワンの予想配当利回りが3.0%まで上がるためには、株価は1,200円まで下げる必要があります。
ベネフィット・ワンの株価は現在、エムスリーがTOBの実施を発表し急騰、TOB価格の1600円近辺での推移となっており、購入するには比較的リスクの高い価格帯だとボクは考えています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
Q3 . 高配当株はどうやって買うんですか？
高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。
- 手数料の安い証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了
証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。
といった質問をよく頂きます。
ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています！
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SBI証券は「ゼロ革命」と称し、国内株式の売買手数料を「無料」としており、他の証券会社ではかかるはずの売買手数料がゼロと個人投資家に最も人気のある証券会社です。
YUSUKE株式投資において「取引手数料＝無駄なコスト」ですので、出来る限りコストのかからない証券会社で取引するのがセオリーです！
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【重要】配当金で人生を豊かにするために
高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…！
と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
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昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。
YUSUKEボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。
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資産形成を加速させる上でのポイントは、「贅沢をする順番を変える！」ということです。
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲みに行ったりすることが出来るようになります。
YUSUKE誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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