世界最大級ファンド『ノルウェー政府年金基金』の日本株ポートフォリオについて解説

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2023年7月29日

[st-kaiwa5]海外の投資ファンドが注目をしている日本株について詳しく知りたい…。[/st-kaiwa5]

[st-kaiwa6 r]世界最大級のファンドが実際に投資をしているおすすめの日本株を教えてほしい…。[/st-kaiwa6]

こういった疑問や悩みを抱えている方のために、世界最大級ファンド『ノルウェー政府年金基金』の日本株ポートフォリオについて解説していきます！

[st-midasibox-intitle title=”この記事を読むことで…” webicon=”st-svg-file-text-o faa-float animated” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]

ノルウェー政府年金基金の概要
実際に投資をしている日本株のポートフォリオ
その中でも特におすすめの「将来の高配当株」候補

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上記の内容について、投資を始めたばかりの方でも超分かりやすく学ぶことが出来ます。

その結果として…、

[st-kaiwa7]高配当株投資をする上での銘柄選定の基準が凄い勉強になった！[/st-kaiwa7]

[st-kaiwa8 r]株価が安くなったタイミングで私もおすすめの高配当株を買ってみたい！[/st-kaiwa8]

そんな風に、皆さんに感じて頂けたらと思います。

[st-i class=”st-svg-pencil-square-o” add_style=”color:#101B4C;”] 本記事の信頼性

この記事は、株式投資歴13年目のボクが成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに作成しました。

[st-kaiwa1]時間のない方で「効率よく知識をインプットしたい！」という方は、下記の目次から、興味のあるトピックに飛んで頂ければと思います！[/st-kaiwa1]

[st-mybox title=”注意事項” webicon=”st-svg-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#fff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″] こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。 [/st-mybox]

[st-mybutton url=”https://youtu.be/q0gqAzL8eZE” title=”動画で見たい方はこちら” rel=”” webicon=”st-svg-youtube-play” target=”” color=”#fff” bgcolor=”#FF0000″ bgcolor_top=”#FF0000″ bordercolor=”#FF0000″ borderwidth=”1″ borderradius=”30″ fontsize=”85″ fontweight=”” width=”90″ webicon_after=”st-svg-external-link” shadow=”” ref=”on” beacon=””]

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ノルウェー政府年金基金とは

出所：Norges Bank Investment Management – HP

まずはじめに、ノルウェー政府年金基金の概要について解説をしていきます。

[st-mybox title=”ノルウェー政府年金基金とは…” webicon=”st-svg-bigginer_l” color=”#66BB6A” bordercolor=”#66BB6A” bgcolor=”#E8F5E9″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

北海の石油・ガス田から得るノルウェー政府の資源収入を原資として、国民の年金資産を増やすために設立された世界最大級の政府系ファンド。

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運用規模は、2017年に運用残高1兆ドル（約140兆円）を超え、2023年7月末時点では1.4兆ドル（約196兆円）にまでのぼっています。

ノルウェー政府年金基金は、日本のGPIF（運用残高：約200兆円）に次ぐ世界2位の年金基金で、市場に与える影響は非常に大きなものとなっています。

そこで、ノルウェー政府年金基金についての理解を深めるために、

ノルウェー政府年金基金の歴史について
基金設立以来の運用実績について
最新の運用ポートフォリオ

の上記3点についてまとめましたので、順番に解説をしていきます。

ノルウェー政府年金基金の歴史について

ノルウェー政府年金基金の歴史は、1969年に北海油田が発見されたことに始まります。

突然、売る石油がうまれたことで、ノルウェーの経済は劇的な成長を遂げました。

この石油からの収入はノルウェーにとって重要な財源ではありましたが、「いつの日か石油はなくなるだろう。」とのことから、ノルウェー経済の将来を守るため、1990年に当ファンドが設立されました。

このファンドは国民のために財務省が所有し、運用実務は財務省に代わってノルウェー銀行（中央銀行）傘下のNBIMが担っています。

ちなみに、2006年に「政府年金基金グローバル」と改名されるまで、当ファンドは「石油基金」と呼ばれていました。

改名の理由は、将来予想される公的年金コストの増加に備えて政府収入を貯蓄するという役割を反映したものです。ですが、基金には公式の年金債務はなく、将来の年金コストを賄うために、いつ基金を使うかについての政治的決断もまだなされていないとのことです。

基金設立以来の運用実績について

いつお金を使うのかも決まっていない中、1996年の設立当初には運用残高わずか20億ノルウェークローネでしたが、2023年7月末時点では14兆7070億ノルウェークローネと約27年間で7353倍にまで運用残高は拡大しています。

もちろんこれは、純粋な運用リターンだけではなく、政府からの資本流入も含まれています。

過去の運用成績

そこで、ノルウェー政府年金基金の運用成績を確認しておきましょう。

前年の2022年にマイナス14.1%の運用成績となってしまったものの、それ以前の過去10年間に関しては、2018年しかマイナスになっていません。

しかも、1998年以降の運用成績は年平均5.70%と素晴らしい運用成績を残していることが分かります。

ノルウェー政府年金基金の日本株市場での影響力

それでは、ノルウェー政府年金基金の日本株市場での影響力について確認をしていきます。

先ほどの2022年の年末時点でのポートフォリオをもとに計算をすると、

運用残高：12兆4,290億NOK（約174兆円）
株式の運用割合：69.8%（約121兆円）
日本での運用割合：7.3%（約8.8兆円）

この日本株での運用割合（約8.8兆円）が大きいかどうかと言われると、なんとも言えませんが、高配当株の代表格でもある日本たばこ産業（時価総額：約6.2兆円）をまるまる買ってもおつりが出ると考えたらとてもバカに出来る運用額ではありません。

日本株の保有金額ランキング

それでは、ノルウェー政府年金基金が実際に投資をしている日本株ランキングTOP20を確認していきましょう。

こちらは、2022年の年末時点の保有金額で、1NOK：14.0円で計算をしています。

1位はやはり世界のトヨタで約3,240億円分の株式を保有しています。また、高配当株で見ていくと、三菱UFJ、三井住友、東京海上、KDDIなど王道の高配当株が数多く並んでいることが分かります。

昨今、日本株市場の割安感といったものが世界的にも注目をされており、今後ノルウェー政府年金基金の日本株に対する投資割合が増えてくる可能性も予想されます。

世界最大級ファンドも投資をする「将来の高配当株」候補3選

それでは、今回のメインテーマに入っていきたいと思います。

先ほど、ノルウェー政府年金基金の「日本株の保有金額ランキングTOP20」を見て頂いて分かった通り、王道の高配当株がズラッと並んでいました。

そこで今回は、先ほどのランキングの中から今は高配当とは言えない利回り水準も、将来的には持値ベースで高配当株になる可能性を秘めた3銘柄を紹介していきます。

[st-kaiwa1]個人的には長期的に保有したいと思える銘柄で、業績好調な3銘柄となっています。[/st-kaiwa1]

株価は全体的に割高感がありますが、優良な高配当株候補かと思いますので、みなさんに順番に紹介をしていきます。

1銘柄目：信越化学工業（4063）

世界最大級ファンドも投資をする「将来の高配当株」候補1銘柄目は、【4063】信越化学工業です。

信越化学工業ってどんな企業？

まずはじめに、『信越化学工業がどんな企業なのか？』についての概要がこちらです。

[st-mybox title=”企業概要” webicon=”st-svg-bigginer_l” color=”#66BB6A” bordercolor=”#66BB6A” bgcolor=”#E8F5E9″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

信越化学工業は、世界的な総合化学素材メーカーです。時価総額は約9.3兆円の大型株。素材・製品メーカーとして生活環境基盤材料、電子材料、機能材料の製造・販売を行っています。主要製品は半導体シリコンウェハー（世界1位）、塩化ビニル樹脂（世界1位）、シリコーン（国内1位、世界4位）、か性ソーダ・メタノール、レア・アースマグネット（世界1位）、セルロース誘導体（世界2位）と世界トップシェアの製品が多数あります。

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「信越化学工業の配当金や将来性、買い時について詳しく知りたい！」という方には、下記の記事がおすすめです。

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