最新の会社四季報を読んで注目した高配当株を厳選5銘柄紹介
先日、視聴者の方からこんな質問を頂きました。
会社四季報に興味があるんだけど、本が分厚過ぎて全然読む気になれません…。
実際に読んでみたはものの、あまりにも会社の数が多すぎてなかなか選ぶことが出来ません…。
上場している全企業にそれぞれ担当記者をつけており、決算発表や新商品発表、工場取材、社長をはじめとする幹部への取材などを通じ日常的に会社を取材しています。そして、そこで得た情報をもとに、四半期に一度四季報独自の業績予想を中立的・客観的に出してくれている書籍のことです。
そこで、今回の動画では、2024年夏号の会社四季報に記載されていた「全3923社」の中から、ボクが気になった配当利回りの高い銘柄を厳選5銘柄紹介していきます。
今回紹介をする5銘柄は、ボクが動画で初めて紹介をする銘柄も含まれていますので、是非最後までお付き合いください!
こちらは、ボクの簡単なプロフィールです。
新卒でメガバンクに入行し、ファイナンシャルプランナーとして起業して10年目になりました。
このチャンネルでは、株式投資歴14年目のボクが「高配当株に特化」した動画を毎週配信していきますので、最新の高配当株情報を見逃したくないという方は、今のうちにチャンネル登録をしておいて下さい。
それでは早速、本題に入っていきましょう!
2024年夏号の会社四季報で注目した高配当株
それでは、皆さんが気になっている2024年夏号の会社四季報を読んで注目した高配当株を5銘柄、順番に紹介していきます。
1銘柄目:椿本チエイン(6371)
2024年夏号の会社四季報を読んで注目した高配当株の1銘柄目は、【6371】椿本チエインです。
椿本チエインは、世界最大のチェーンメーカーで、産業用で世界首位。時価総額は約2,300億円の中型株。チェーン、モビリティ、モーションコントロール、マテハンの4事業で展開。産業用チェーン、自動車エンジン用のタイミングチェーンシステムは世界トップ。
最近の株価推移
こちらは椿本チエインの週足5年チャートです。
配当に関する情報(2024年7月10日時点)
- 株価:6400円
- 配当金:1株240円(25年3月期)
- 予想配当利回り:3.75%
椿本チエインは、2024年に入り、株価4000円をブレイクしてからは大きく上昇。2024年7月頃には上場来高値に迫る6500円まで株価を上げてきています。
現時点でのPERは12.72倍で、上昇してきてはいるものの、業種平均の19.11倍を下回っています。また、PBRは0.90倍で1倍を割っていることに加え、業種平均も大幅に下回っており、PER・PBRの両面から割安と言える株価水準かと思います。
ちなみに、割安度合いを測る際に用いるこちらの「PER、PBRの推移」に関しては、moomoo証券のアプリを使ってスマホで確認をすることができます。
※米国ナスダック上場企業が提供する最先端金融情報アプリ
2銘柄目:東洋建設(1890)
2024年夏号の会社四季報を読んで注目した高配当株の2銘柄目は、【1890】東洋建設です。
東洋建設は、海上土木大手の中堅ゼネコンです。時価総額は約1,300億円の中型株。海洋土木に強いマリコン大手の一角で、高度な技術力を軸に関西国際空港や中部国際空港など大事業も手掛ける。
最近の株価推移
こちらは東洋建設の週足5年チャートです。
配当に関する情報(2024年7月10日時点)
- 株価:1479円
- 配当金:1株80円(25年3月期)
- 予想配当利回り:5.40%
東洋建設は、2020年7月頃の安値365円から、株価は大きく上昇。2024年7月頃には直近高値の1505円を記録しており、株価は4倍にまで伸びました。
3銘柄目:日立建機(6305)
2024年夏号の会社四季報を読んで注目した高配当株の3銘柄目は、【6305】日立建機です。
日立建機は、国内2位の総合建設機械メーカーです。時価総額は約9,800億円の中型株。日立製作所の建設機械事業が源流で1965年に国産技術で初めて油圧ショベルを開発。主力のクローラー式油圧ショベルは世界トップクラス。
最近の株価推移
こちらは日立建機の週足5年チャートです。
配当に関する情報(2024年7月10日時点)
- 株価:4398円
- 配当金:1株175円(25年3月期)
- 予想配当利回り:3.97%
日立建機は、2023年に入り、株価が大きく上昇。2023年9月頃には上場来高値近辺の4927円まで株価を伸ばして、その後は上下するも、依然として高値圏での推移が続いています。
4銘柄目:三菱HCキャピタル(8593)
2024年夏号の会社四季報を読んで注目した高配当株の4銘柄目は、【8593】三菱HCキャピタルです。
三菱HCキャピタルは、三菱商事系列の大手総合リース会社です。時価総額は約1.5兆円の大型株。国内・海外法人ビジネスによる機械・器具備品のリース・割賦販売・貸付を主力に、ライフ・環境・再生エネルギー・不動産・航空・モビリティ領域の金融サービスを提供しています。土地建物リースやPFI事業(社会資本整備投資)の取扱いに実績があります。
最近の株価推移
こちらは三菱HCキャピタルの週足5年チャートです。
配当に関する情報(2024年7月10日時点)
- 株価:1077.5円
- 配当金:1株40円(25年3月期)
- 予想配当利回り:3.71%
三菱HCキャピタルは、2023年の中旬頃にレンジ上限の700円をブレイクした後に株価は急騰。24年7月頃には上場来高値の1102円をつけ、1000円を支持線とし高値の更新を狙っています。
5銘柄目:大和証券グループ本社(8601)
2024年夏号の会社四季報を読んで注目した高配当株の5銘柄目は、【8601】大和証券グループ本社です。
大和証券グループ本社は、国内2位、アジア有数の総合証券会社です。時価総額は約2.0兆円の大型株。世界の主要な金融・資本市場で有価証券関連業を中核とするリテール、ホールセール、アセット・マネジメント、投資事業を営む。香港を第二本社と位置付けアジア・中国市場を強化。
最近の株価推移
こちらは大和証券の週足5年チャートです。
配当に関する情報(2024年7月10日時点)
- 株価:1289.5円
- 配当金:1株44円(25年3月期)
- 予想配当利回り:3.41%
大和証券は、2023年に入り、株価が大きく上昇。2024年6月頃には直近高値の1324.5円をつけ、依然として力強い値動きが続いています。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
今回は、2024年夏号の会社四季報を読んで注目した高配当株を紹介というテーマで解説をしてきました。
- 椿本チエイン(6371)
- 東洋建設(1890)
- 日立建機(6305)
- 三菱HCキャピタル(8593)
- 大和証券グループ本社(8601)
みなさん、興味のある銘柄はありましたでしょうか?
今回紹介をした5銘柄は、普段よく紹介をしている大型の優良株だけではなく、中小型の高配当株もあわせて紹介をしてみました。
会社四季報を四半期に一度すべて読むことで、普段のスクリーニング等では出会う事のないような高配当株をたくさん知る機会になるので、ボクにとってはとても大切な時間になっています。みなさんも是非、この機会に会社四季報を購入し、一度読んでみてください。多くの学びがあるかと思います。
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