

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、
- 三菱HCキャピタルの業績や配当金の推移
- 現在の株価水準は割安なのか?それとも割高なのか?
について分かりやすく解説をしていきます。
また、みなさんが気になっている、三菱HCキャピタルの株価が安い理由についても、詳しく解説をしていきます。

この記事を最後まで読むことで、三菱HCキャピタルの株についての理解を深めることができ、高配当株ポートフォリオ作成の参考になるかと思います。
※すぐに『三菱HCキャピタルに対するボクの見解を知りたい!』という方は、【個人的見解】三菱HCキャピタルの買い時についてからご覧ください!
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高配当株投資の代表的な6つの投資判断基準
投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。
ボクの軸としている高配当株投資の場合は、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの投資判断基準から三菱HCキャピタルの株は買い時なのか?ボクなりに分析をしてみました。
また、銘柄の選定に関してはある程度理解しているけど、高配当株の買うタイミングについて知りたいという方は下記の記事をご覧ください。
参考【重要】高配当株の買い時はこの7パターン!タイミングの見極め方についても解説
三菱HCキャピタルってどんな企業?
三菱HCキャピタルのことをよく知らない…という方のために、『三菱HCキャピタルがどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

- 欧州、米州、中国、ASEANの4極体制で海外事業も展開。海運需要の高まりで海上コンテナリースも拡大。
週足チャートの推移
三菱HCキャピタルの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

- 週足チャートで見ると、株価は450円~700円のレンジで推移。
⇒コロナショック以降は450円近辺での推移が続く。 - その後、2021年から株価は上昇トレンド。
- 現在は、節目の700円をブレイクし、直近高値の760円を抜くことが出来るか注目。
業績の推移
三菱HCキャピタルの『過去10年間の業績の推移』を確認していきましょう。

- 成長率に関しては、経営統合したこともあり、過去10年間で売上高は143.7%増と約2.5倍、当期利益は187.0%増と3倍近くまで成長と素晴らしい成長率。
主要な取扱商品の一覧
三菱HCキャピタルが『何で稼いでいるのか?』取り扱っている主要な商品と売上高の構成比がこちらです。

- 利益率に関しては、不動産セグメントが最も高く18.07%、その次にアカウントソリューションセグメントの6.15%。
- 海外売上高比率は、日本での売上割合が最も大きく73.0%、次に欧州・中近東の13.6%と続き、海外売上高比率は27.0%。
今期進捗状況
三菱HCキャピタルの『今期の業績は順調なのか?』過去3年間の四半期経常利益の推移と、今期の進捗状況がこちらです。

- 1Qは前期比+103.3%、2Qは前期比-12.0%、3Qは前期比+46.3%と前期を大きく上回っており、経常利益では既に約1,100億円を計上。
- 過去3年間の傾向を見ると、4Qでの経常利益割合が22.1%と最も小さくなる傾向。
キャッシュフローの推移
三菱HCキャピタルの『資金繰りに問題はないのか?』過去5年間のキャッシュフローの推移を確認してきましょう。

- 営業CFMは前期、前々期はプラスで推移も安定はせず。
財務状況の推移
三菱HCキャピタルの『財務状況は問題がないのか?』過去10年間の財務状況の推移を確認していきましょう。

- 22年9月時点で、利益剰余金は約6,800億円、有利子負債は約8兆円。
従業員数と生産性の推移
三菱HCキャピタルの『従業員数と生産性はどうなのか?』を確認していきましょう。

配当金の推移
三菱HCキャピタルの『過去10年間の配当金の推移』を確認していきましょう。

- 増配率に関しては、過去5年間で115.4%増と2倍超にまで増配。
配当方針に関して
新中期経営計画期間中の配当性向のイメージは40%程度としているものの、中期的な経営方針・戦略および目標とする具体的な経営指標は、24年3月期からの3年間を対象期間とする新中期経営計画の策定のなかで現在検討中。
自社株買いの推移
三菱HCキャピタルの『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

- 総還元利回りは、右肩上がりで上昇をしており、前期は4.81%と高還元。
⇒過去10年間での総還元利回りの平均値は2.95%。
株主優待
三菱HCキャピタルには株主優待はありません。
現在の株価は割安なのか?
三菱HCキャピタルの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の5項目を確認していきます。
- 予想PERの状況
- 実績PBRの状況
- 配当利回りの推移(過去5年間)
- 目標株価
- アナリストの評価
予想PER/実績PBR/予想配当利回り
三菱HCキャピタルの『現在の株価水準は割安なのか?』を確認していきましょう。

- 過去5年間の予想配当利回りの推移を見ると、最大値は5.46%、平均値は4.09%、最小値は2.00%。
⇒現在の配当利回りは4.26%。 - 予想PERに関しては現在9.5倍で、過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると、ともにほぼ中央に位置。
- 実績PBRに関しては現在0.68倍で、過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると、こちらも同様にほぼ中央に位置。
上記資料の予想配当利回りの推移や、予想PER、実績PBRのレンジ位置で割安度合いを確認したいという方は、マネックス証券の銘柄スカウターをご利用ください。
目標株価 / アナリストの評価
三菱HCキャピタルの目標株価 / アナリストの評価を確認していきましょう。

上記資料のアナリストの評価や、テクニカル指標の状況をもとに投資タイミングを検討したいという方は、TradingViewの銘柄詳細を確認してみてください。
三菱HCキャピタルの株価が安い理由とは?
三菱HCキャピタルの『株価が安い理由』のひとつは、より多くの個人投資家が買えるように、株式をたくさん発行しているからです。
そもそも、会社の価値は時価総額であって株価ではありません。
三菱HCキャピタルの時価総額は約1兆1,000億円で発行株式数は約14.6億株(2023年3月8日時点)です。
この会社の価値である時価総額を発行株式数で割った値が株価になります。
概算で計算をすると…
1兆1,000億円÷14.6億株=753円(株価)
つまり、発行株式数が14.6億株も発行をされているから株価が753円と安いわけであって、仮に10分の1の1.46億株しか発行をされていなければ株価は7530円になるわけです。
三菱HCキャピタルの株価が安い(低い)メリット
三菱HCキャピタルの株価が安いことのメリットとして、私たち投資家にとっては株価が安いことで売買をしやすくなります。
また、企業側としても、株価が高ければ買えなかった層の投資家からも資金を調達することができるので、より多くの資金が集まる可能性が高いです。
ただその反面、株価が安いことで質の良くない投資家も多くなる傾向にもあるので注意が必要です。
【個人的見解】三菱HCキャピタルの買い時について
ここまでを踏まえて、三菱HCキャピタルに対するボクの個人的見解は、
- 三菱HCキャピタルは23期連続増配中の業績堅調な銘柄のひとつ。
- 配当性向は40%前後で推移しており、配当余力も十分にある。
- 現在の株価はレンジ上限の700円をブレイクしており、更に上値を追っていく展開か。
懸念材料としては、ロシアによるウクライナへの侵攻が、局地的な紛争にとどまらず、世界全体のエネルギー供給、金融市場などに影響を及ぼしており、ロシア向けの債権も少ないながらに保有。影響は僅少ではあるものの、業績に間接的な影響が出る可能性もあります。

注意事項
あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。