KDDIの株を「買うべき3つの理由」とは?今後の買い時はいくらなのかについて解説

KDDIの株の業績や配当金の推移ってどうなの?

KDDIの株に興味があるんだけど、今の株価は割安?

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の3つの投資判断基準で徹底分析しました。

  1. 業績は成長しているのか?
  2. 配当や株主優待といった株主還元は?
  3. 現在の株価は割安なのか?

また、皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。

本記事の信頼性

この記事は、株式投資歴13年目の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに作成しています。

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目次

KDDIってどんな企業?

企業概要

KDDIは、携帯電話事業で国内シェア2位の大手電気通信事業会社です。時価総額は約10.6兆円の大型株。グローバルビジネスでは世界60都市100拠点のネットワーク、世界20都市40拠点超のデータセンターサービスを展開。最近はクレジットカード・銀行・証券等の決済・金融事業、ケーブルテレビやテレビ通販など事業領域を拡大中です。

KDDIは何で稼いでいるのか?

それでは、KDDIが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

適時開示資料1を解説

こちらは、2022年度の業績に関する資料です。

2022年度の売上高に関しては、パーソナルセグメントの売上が約85%と大部分を占め、残りがビジネスセグメントとなっています。

利益率に関しては、パーソナルセグメントが18.21%、ビジネスセグメントが17.21%とほぼ変わらず。

適時開示資料2を解説

前期は、マルチブランド通信ARPU収入の減少や、燃料高騰、通信障害の返金対応等の減少分を、

  • 3G停波関連
  • DX・金融事業
  • コスト効率化等

で対応し、前期比+1.4%の増益で着地と事業は堅調に推移しています。

過去のチャート推移

つぎに、KDDIの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

月足10年チャートの推移

出所:楽天証券 – マーケットスピード2
チャート推移を解説

こちらは、月足10年チャートです。

この10年間、株価は右肩上がりで推移。

2014年4月の安値1666円から2023年9月には高値4767円まで株価は上昇しています。

現在は直近高値を更新しようかといったところで、どこまで株価を伸ばせるか注目です。

YUSUKE

みなさん気になるKDDIの株の買い時については後ほど解説をしていきます。

KDDIの業績は成長しているのか?

KDDIの『業績は成長しているのか?』把握をするために下記の2項目を確認していきます。

  1. 売上高の推移
  2. 利益率の推移

売上高の推移

  • 売上高に関しては、右肩上がりで伸びており、2017年3月期から7期連続で増収と過去最高を更新し続けています。
  • 営業利益に関しても、2001年3月期から23期連続で増益と、緩やかではあるものの業績を伸ばし続けています。

利益率の推移

  • 営業利益率に関しては、15%~20%の間を推移しており、19年3月期に過去10年間で最も高い20.0%を記録。
  • 当期利益率に関しては、16年3月期以降はかなり安定しており、常に12%前後での推移となっています。
  • 参入障壁の高い通信事業だけあって、利益率は全体的に高く、非常に安定しています。

ここで、同業種のライバル企業「NTT」の利益率と比較してみましょう。

KDDI
  • 営業利益率:18.97%
  • 当期利益率:11.94%
NTT
  • 営業利益率:13.92%
  • 当期利益率:9.23%
YUSUKE

営業利益率、当期利益率ともに業界No.1のNTTを上回っており、素晴らしい利益水準ということが分かります。

KDDIの株主還元は魅力的なのか?

KDDIの『株主還元は魅力的なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。

  1. 配当金の推移
  2. 自社株買いの推移
  3. 株主優待

配当金の推移

  • 配当金に関しては、2003年3月期から驚異の21期連続増配中。
  • EPSに関しても、この10年間一度も減少することなく着実に増え続けています。
  • 配当性向は緩やかに上昇をしてきてはいるものの、前期は42.8%と低く、配当余力はまだまだあります。
配当方針に関して

「配当性向40%超」と「利益成長に伴うEPS成長」の相乗効果により、今後も、持続的な増配を目指す方針。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

  • 最大値:4.52%
  • 平均値:3.53%
  • 最小値:2.88%
YUSUKE

現在の予想配当利回りは3.02%で、平均値を下回っており、KDDIにしてはイマイチな利回り水準です。

自社株買いの推移

  • 自社株買いに関しては、過去10年間中7期で実施と積極的。
  • 総還元性向は、21年3月期に100%超で、それ以外の年は70%前後と高還元で、投資家にとっては魅力的な還元率です。

総還元利回り

  • 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきており、前期の23年3月期には6.30%と高還元。
  • また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.82%と、非常に魅力的な水準かと思います。

株主優待

» 企業のページで詳細を確認する
YUSUKE

KDDIの株主優待は、100株以上(約46.3万円分)保有の株主に対して、「3,000円相当のカタログギフト」が贈呈されます。

KDDIが株主優待を廃止しない理由とは?

オリックスやJTを筆頭に、近年の株主優待廃止の理由を確認すると、「公平な利益還元のため」が占める割合が増加傾向にあります。

株主優待は、

  • 大口の投資家にとってメリットが薄い
  • 機関投資家や外国人投資家にとってメリットが薄い

などといった課題を抱えているとの指摘もあり、株主の平等性の観点から廃止する企業が増えてきています。

YUSUKE

ただ、自社のサービスや商品を株主に優待として提供し、知ってもらう事で、売上が増加し、株価上昇へと繋がれば全ての投資家にとってメリットがあります。

その点、KDDIの提供している株主優待は、自社サービスを利用してもらう機会を提供する株主優待となっており、優待内容(金額)も大きすぎない内容ですので、株主優待を廃止する可能性は低いのかなと、ボクは考えています。

KDDIの現在の株価は割安なのか?

KDDIの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。

  1. 予想PERの推移
  2. 実績PBRの推移
  3. 理論株価

予想PERの推移

まずは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認してみると、

  • 最大値:15.0倍
  • 平均値:12.2倍
  • 最小値:9.1倍
YUSUKE

現在の予想PERは14.6倍で、平均値を大きく上回っており、KDDIにしては比較的割高な水準です。

実績PBRの推移

つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認してみると、

  • 最大値:2.05倍
  • 平均値:1.70倍
  • 最小値:1.36倍
YUSUKE

現在の実績PBRは1.88倍で、平均値を上回っており、KDDIにしてはやや割高な水準です。

理論株価

それでは最後に、今の株価が『理論的に割安なのかどうか』を確認しておきましょう。

KDDIの現在の株価(4,638円)に対して、

  • PER基準(会社予想):4,495円
  • PER基準(アナリスト予想):4,540円
  • PBR基準:4,563円

上記のような理論株価になっています。

YUSUKE

こちらを見る限り、KDDIの現在の株価は全ての理論株価を上回っており、比較的割高感のある株価水準と見てとれます。

最新の割安度合いを効率的にチェックしたいという方には、マネックス証券の銘柄スカウターがおすすめです。

KDDIの株に対するよくあるQ&A

それでは、KDDIの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

注意事項

こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

Q1 . 将来性のある企業ですか?

KDDIは将来性のある企業だと思いますか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

KDDIは…、
  • 業績は右肩上がりで伸びており、堅調に推移
  • 利益率も同業種と比較をしても高水準
  • 配当金は驚異の21期連続増配中と魅力的

これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、

YUSUKE

KDDIの株は、高配当株ポートフォリオから外すことの出来ないエース級の銘柄です。

Q2 . 「今」って買い時ですか?

KDDIの株は「今」買い時だと思いますか?

結論:個人的には「今」は積極的に買いたいとは思いません。

ちなみに、

YUSUKE

ボクは予想配当利回り3.5%をひとつの目安にしています!

※あくまでも個人の見解です。

出所:楽天証券 – マーケットスピード2

KDDIの予想配当利回りが3.5%まで上がるためには、株価は4,000円まで下げる必要があります。

KDDIの株価は現在、直近高値の4,767円近辺での推移となっており、購入するには比較的リスクの高い価格帯だとボクは考えています。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

Q3 . 高配当株はどうやって買うんですか?

高配当株の買い方の手順はこちらです。

買い方の手順4STEP
  1. 証券会社に口座を開設する
  2. 開設した口座に入金する
  3. 銘柄を検索し、買付注文を入れる
  4. 購入完了

証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。

といった質問をよく頂きます。

ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています!

一番の理由は「業界屈指の格安手数料」です。

SBI証券は「ゼロ革命」と称し、国内株式の売買手数料を「無料」としており、個人投資家にとって圧倒的な地位を築いています。

YUSUKE

株式投資において「取引手数料=無駄なコスト」ですので、出来る限りコストのかからない証券会社で取引するのがセオリーです!

【重要】高配当株投資の攻略法について

高配当株を買って将来的には配当金だけで生活をしたい…!

と考えているものの、

今はまだ資金が少ない…という方のために、高配当株投資の攻略法をお伝えします。

高配当株投資の攻略法3選

❶ 良い銘柄を選ぶ
現役FPが高配当株の選び方を伝授

良いタイミングで売買する
高配当株の買い時と売り時7パターン

❸ 入金力を上げる
【再現性あり】月10万円を稼ぐ副業術

これら3つを愚直に伸ばし続けることです。

そして、これら3つの中でも特に重要なのが『入金力を鍛える』ことです。

  • 運用額10万円の3%は3,000円
  • 運用額1,000万円の3%は30万円

こちらを見て頂くと分かる通り、運用金額が小さいうちはどんなに良い銘柄を選ぼうが」「どんなに良いタイミングで売買しようが生活が大きく変わるほどの違いは生じません。

ですので、まずは毎月10万円入金力をUPさせるために、スキマ時間を活用していきましょう。

YUSUKE

ボク自身も本業・家事・育児のスキマ時間を活用して、副業で毎月10万円以上を稼げていますので、皆さんにも出来るかと思います!

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この記事を書いた人

現役の独立系ファイナンシャルプランナー|元メガバンク出身|個人投資家13年目|高配当株への投資がメイン|YouTube登録者3.5万人|『配当金で人生を豊かに』がテーマ

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