

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の3つの投資判断基準から徹底的に分析をしました。
また、大和ハウス工業の株に投資を検討している皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。
大和ハウス工業の株に対するよくあるQ&A
※この記事は、株式投資歴13年目の個人投資家であり、現役のファイナンシャルプランナーのボクが、自分の銘柄分析の一環として作成をした記事になります。
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大和ハウス工業ってどんな企業?
まずはじめに、『大和ハウス工業がどんな企業なのか?』についての概要がこちらです。

企業概要
大和ハウス工業は、国内最大手の住宅総合メーカーです。時価総額は約2.4兆円の大型株。住宅建築を中核に、物流施設・商業施設・医療介護施設等の建設・運営、開発を営んでいます。2020年米住宅会社のスタンレー・マーチン社を約200億円で買収するなどM&Aにも積極的です。
大和ハウス工業は何で稼いでいるのか?
それでは、大和ハウス工業が『何で稼いでいるのか?』決算資料をもとに簡単にまとめてみました。

23年3月期の売上高に関しては、賃貸住宅の売上高が約1.1兆円(全体の23.4%)と最も大きく、事業施設、商業施設、戸建住宅と続きます。営業利益率は、商業施設が12.2%と最も高く、唯一10%を超えました。
海外での売上高は、アメリカを筆頭に、中国、欧州と合わせて6,739億円と全体の13.6%の割合です。
2022年度は、①コロナの影響からの回復②海外事業の進展③開発物件売却も順調に進捗したことから、2022年度は増収増益と業績は好調に推移しました。

こちらは、第7次中期経営計画の進捗状況です。
2021年度、2022年度と当初計画を大きく上振れており、その影響で2023年度は前期から減益予想を発表。ですが、2026年度の目標達成に向けて着実に成長をしており、今期も上振れするのか注目です。
月足10年チャートの推移
つぎに、大和ハウス工業の株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

こちらは、月足10年チャートです。
2014年3月頃の安値1592円から株価は右肩上がりで推移。18年1月頃に上場来高値の4594円をつけ、そこから株価は下落しています。
ですが、コロナショック後に株価は反転し、再度上昇トレンドとなっています。
最近の株価推移

直近の値動きを日足1年チャートで確認をすると、本決算の上方修正を発表した4月末に窓をあけて株価は急騰。
その後、最大で約20%ほど株価は上昇しました。
現在は、直近高値の3885円から株価を下げてきており、出来高の厚い3600円前後で下げ止まることが出来るか注目です。

様々なテクニカル指標を利用してチャート分析をしたいという方にはマーケットスピード2がおすすめです。
楽天証券の公式サイトはこちら業績は成長しているのか?
大和ハウス工業の『業績は成長しているのか?』把握をするために下記の2項目を確認していきます。
売上高の推移
それでは、大和ハウス工業の『過去10年間の業績の推移』を確認していきます。

- 売上高に関しては、右肩上がりで伸びており、前期の23年3月期には過去最高を更新しました。
- 営業利益に関しても、コロナ禍の21年3月期以外は毎期前期比増益と着実に成長。直近では2期連続で最高益を更新しています。
利益率の推移
こちらは、大和ハウス工業の『過去10年間の利益率の推移』です。

- 営業利益率はリーマンショック以降改善してきており、前期の23年3月期には過去10年間で最も高い9.5%を記録。
- 当期利益率も緩やかに上昇をしてきており、14年3月期の3.8%⇒前期の23年3月期には6.3%まで上昇をしています。
ここで、一番のライバルでもある積水ハウスの利益率と比較してみましょう。
積水ハウスの利益率
- 営業利益率:8.93%
- 当期利益率:6.30%

株主還元は魅力的なのか?
大和ハウス工業の『株主還元は魅力的なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
配当金の推移
それでは、大和ハウス工業の『過去10年間の配当金の推移』を確認していきます。

- 大和ハウス工業の配当金は、2011年3月期から13期連続増配中。
- EPSはコロナ禍で一時落ち込むも、着実に増え続けています。
- 配当性向は比較的安定して推移しており、前期は27.8%と低く、配当余力はまだまだあります。
配当方針に関して
配当性向、連結当期純利益の35%以上、かつ一株当たり配当金額の下限は130円として業績に連動した利益還元を行い、かつ安定的な配当の維持に努める方針。
増配率
それでは、大和ハウス工業の『配当金はどれくらい増えているのか?』確認をしていきましょう。

- 増配率に関しては、16年3月期に30%超の増配を実施も、その後は低調な増配率。
- ですが、過去10年間での増配率に関しては、160.0%と素晴らしい増配率です。
自社株買いの推移
つぎに、大和ハウス工業の『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

- 自己株式取得に関しては、過去10年間中4期で実施。
- 総還元性向は、16年3月期に50%超も、それ以外の年は50%以下と全く問題のない水準です。
総還元利回り
つづいて、大和ハウス工業の『過去10年間の総還元利回りの推移』がこちらです。

- 総還元利回りは、徐々に上昇をしてきており、前期の23年3月期には5.82%と高還元。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は3.60%とまずまずの水準かと思います。
株主優待
こちらは、大和ハウス工業の株主優待です。


大和ハウス工業が株主優待を廃止しない理由とは?
オリックスやJTを筆頭に、近年の株主優待廃止の理由を確認すると、「公平な利益還元のため」が占める割合が増加傾向にあります。
株主優待は、
- 大口の投資家にとってメリットが薄い
- 機関投資家や外国人投資家にとってメリットが薄い
などといった課題を抱えているとの指摘もあり、株主の平等性の観点から廃止する企業が増えてきています。

その点、大和ハウス工業の提供している株主優待は、自社サービスを利用してもらう機会を提供する株主優待となっており、優待内容(金額)も大きすぎない内容ですので、株主優待を廃止する可能性は低いのかなと、ボクは考えています。
「株主優待廃止の流れの理由と対策について知りたい!」という方には、下記の記事がおすすめです。
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株主優待は『なぜ』廃止の流れなのか?その理由と廃止されやすい銘柄の特徴とは
大和ハウス工業の現在の株価は割安なのか?
大和ハウス工業の『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
予想PERの推移
こちらは、過去5年間の予想PERの推移です。

- 予想PERの推移を過去5年間レンジで確認すると、最大値は19.4倍、最小値は6.1倍、平均値は10.8倍です。
- 現在の予想PERは9.6倍で、平均値を下回っており、大和ハウス工業にしては比較的割安な水準です。
実績PBRの推移
つづいて、こちらは過去5年間の実績PBRの推移です。

- 実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認すると、最大値は1.84倍、最小値は0.90倍、平均値は1.20倍です。
- 現在の実績PBRは1.05倍で、平均値を少し下回っており、大和ハウス工業にしてはやや割安な水準です。
予想配当利回りの推移
つづいて、こちらは過去5年間の予想配当利回りの推移です。

- 予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、最大値は4.96%、最小値は2.63%、平均値は3.63%です。
- 現在の予想配当利回りは3.69%で、平均値近辺で推移しており、大和ハウス工業にしては平均的な利回り水準です。
上記資料の過去5年間の配当利回りの推移は、銘柄スカウターで確認をすることが出来ます。
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- 過去15年間もの業績推移をチェック
- セグメント別の売上比率をチェック
- 過去5年の配当利回りをチャート化
- アナリスト(専門家)が株価を予想
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高配当株投資において「銘柄分析は必須」事項ですので、銘柄スカウターを活用して効率よく分析をしていきましょう。
大和ハウス工業の株に対するよくあるQ&A
それでは、大和ハウス工業の株に対するよくある質問にお答えしていきます!
大和ハウス工業の株に対するよくあるQ&A
注意事項
Q1 . 将来性のある企業ですか?
結論:個人的に大和ハウス工業は「将来性のある」企業だと考えています。
大和ハウス工業の魅力について
- 大和ハウス工業は国内最大手の住宅総合メーカーとして国内外で業績を伸ばし続けている企業です。
- 配当に関しては、13期連続増配中で配当性向も30%以下と余力も十分。
- 中期経営計画において、4年後の2026年度に売上高5.5兆円(23年3月期実績から12%増)、純利益3400億円(同10%増)の計画。
これらに加えて、
海外事業の伸びしろが大きく、米国事業は、前期の厳しい事業環境の中でも順調に事業を拡大。2023年に入って受注は回復傾向にあり、潜在需要を確実につかむために適正在庫の確保を推進しています。
更に、中国事業はゼロコロナ政策等による厳しい事業環境の中でもマンションの引渡しは順調に進捗し、計画を上回る実績を達成するなど4年後には倍以上の売上高を計画しています。
大和ハウス工業の懸念材料について
- 金利や地価、住宅関連の政策・税制の動向に伴う個人消費の浮沈が収益に悪影響を与える可能性。
- 国内外の景気悪化や極端な不動産価格の高騰リスク。
- さらには日銀が金融政策を引き締めに転じる可能性も。
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、

ボクにとっては高配当株ポートフォリオから外すことは出来ないエース級の銘柄です。
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【日本株版】永久保有したい『おすすめ』高配株を7銘柄紹介!長期保有必須の銘柄とは
Q2 . 「今」って買い時ですか?
結論:個人的に大和ハウス工業は「今」は積極的に買いたいとは思いません。
ちなみに、

※あくまでも個人の見解です。

大和ハウス工業の予想配当利回りが4.0%まで上がるためには、株価は3375円まで下げる必要があります。
大和ハウス工業の株価は現在、直近高値の3885円から下落してきており、まだ下落余地はあると考えています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんが、敢えて「今」買い向かう必要はないのかなと思います。
テクニカル指標の状況
個人的な見解に加えて、客観的な指標としてテクニカル指標を確認しておきましょう。

- 大和ハウス工業の現在の株価は11つの項目で『買いシグナル』が出ています。
- RCI、RSI、ストキャスティクスといったテクニカル指標で買いサインが出ており、これらテクニカル指標を活用した際の通算パフォーマンスは比較的高く、信頼度の高いシグナルと見て取れます。
- しかも、大和ハウス工業のテクニカル指標の中で最も通算パフォーマンスが高い、RCIの項目が買いシグナル点灯しており短期的には面白いタイミングかと思います。
上記資料の過去2年間の売買シミュレーションのデータは、auカブコム証券で口座開設済みの方のみ確認ができます。
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高配当株投資において「売買タイミングは重要」な項目ですので、auカブコム証券の分析ツールを有効活用していきましょう。
Q3 . 大和ハウス工業の株の買い方について教えてください。
大和ハウス工業の株の買い方の手順はこちらです。
買い方の手順4STEP
- 証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金をする
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了

といった質問をよく頂きます。
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