

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の3つの投資判断基準からクミアイ化学工業の株を徹底的に分析をしました。
また、クミアイ化学工業の株に投資を検討している皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。
クミアイ化学工業の株に対するよくあるQ&A
※この記事は、株式投資歴13年目の個人投資家であり、現役のファイナンシャルプランナーのボクが、自分の銘柄分析の一環として作成をした記事になります。
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クミアイ化学工業ってどんな企業?

企業概要
クミアイ化学工業は、JA系列で農薬専業首位級の企業です。時価総額は約1,380億円の中型株。農薬を製造し、全国農業協同組合連合会(JA)を通じて国内に販売しています。第二の柱・化成品事業は、塩素化、精密化学品、発泡スチロール、アミン硬化剤(世界トップ)等を製造・販売しています。
クミアイ化学工業は何で稼いでいるのか?
それでは、クミアイ化学工業が『何で稼いでいるのか?』決算資料をもとに簡単にまとめてみました。

22年10月期の売上高に関しては、農薬及び農業関連の売上が約77%と大部分を占め、残りが化成品事業、その他となっています。
ですが、連結営業利益となると、農薬及び農業関連の割合が100%を超えており、高い利益率となっていることが分かります。
前期は、畑用の除草剤「アクシーブ」が大幅増収、そして、水稲用の除草剤「エフィーダ」「ディザルタ」も成長したことで大きく業績を伸ばしました。

こちらは、海外地域別の売上高の状況です。
海外売上高比率は56.5%と半分以上で、その中でも特に北米での売上高割合が高いです。

ちなみに参考までに、農薬市場の動向についても確認をしておきましょう。
2022年は穀物価格・農薬価格の上昇により過去約20年で最も高い成長率となりました。
株式市場の世界では、農薬というと地味な事業のように感じますが、世界的に見ると成長トレンドとなっており、まだまだ伸びしろのあるマーケットだと考えられます。
月足10年チャートの推移
つぎに、クミアイ化学工業の株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

こちらは、月足10年チャートです。
2016年1月頃には好調な業績を背景に直近高値の1379円まで株価を伸ばすも、そこから一転、翌年に大幅減益するとのことで、株価は直近安値の503円まで下落しました。
その後、株価は上下を繰り返しながらも、安値を切り上げながら、緩やかな上昇トレンドとなっています。
最近の株価推移

直近の値動きを日足1年チャートで確認をすると、23年6月頃の大幅増配の発表もあり、株価は窓をあけて急騰。
ですが、上値抵抗線で跳ね返され、現在は株価を下げてきているところ。
出来高の厚い1000円前後の価格帯で下げ止まり、ここから再度、株価を伸ばすことができるのか注目です。

様々なテクニカル指標を利用してチャート分析をしたいという方にはマーケットスピード2がおすすめです。
楽天証券の公式サイトはこちら業績は成長しているのか?
クミアイ化学工業の『業績は成長しているのか?』把握をするために下記の2項目を確認していきます。
売上高の推移
それでは、クミアイ化学工業の『過去10年間の業績の推移』を確認していきます。

- 売上高に関しては、右肩上がりで伸びており、2011年10月期から12期連続で増収と過去最高を更新し続けています。
- 営業利益に関しては、2017年10月期から6期連続で増益と、着実に業績を伸ばしています。
利益率の推移
こちらは、クミアイ化学工業の『過去10年間の利益率の推移』です。

- 営業利益率は緩やかに上昇をしてきており、13年10月期の4.3%⇒22年10月期には8.7%まで上昇。
- 当期利益率も上昇をしてきており、22年10月期は過去10年間で最も高い11.2%記録しました。
- 地味で注目をされづらい業界ではあるものの、かなり高い利益率となっています。
ここで、同業種のライバル企業「日本農薬」の利益率と比較してみましょう。
クミアイ化学工業
- 営業利益率:8.72%
- 当期利益率:11.24%
日本農薬
- 営業利益率:8.56%
- 当期利益率:4.40%

株主還元は魅力的なのか?
クミアイ化学工業の『株主還元は魅力的なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
配当金の推移
それでは、クミアイ化学工業の『過去10年間の配当金の推移』を確認していきます。

- クミアイ化学工業の配当金は、2018年10月期から5期連続増配中で、過去10年間で減配は一度もありません。
- EPSは増減はあるものの、右肩上がりで成長。
- 配当性向はかなり低く、前期は16.2%と配当余力はまだまだあります。
配当方針に関して
収益動向を踏まえた株主の皆様への還元および企業体質の強化と将来の事業展開に備えるための内部留保などを総合的に判断しつつ、安定した配当を継続して行うことを基本方針としています。
予想配当利回りの推移
つづいて、クミアイ化学工業の『過去5年間の予想配当利回りの推移』を確認していきましょう。

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:4.11%
- 平均値:1.59%
- 最小値:0.84%

上記資料の過去5年間の配当利回りの推移は、銘柄スカウターで確認をすることが出来ます。
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- 過去15年間もの業績推移をチェック
- セグメント別の売上比率をチェック
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- アナリスト(専門家)が株価を予想
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高配当株投資において「銘柄分析は必須」事項ですので、銘柄スカウターを活用して効率よく分析をしていきましょう。
自社株買いの推移
つぎに、クミアイ化学工業の『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

- 自己株式取得に関しては、過去10年間中3期で実施。
- 総還元性向は、コロナ禍の20年10月期には84.3%まで上昇も、それ以外の年は全体的に低く余力は十分にあります。
総還元利回り
つづいて、クミアイ化学工業の『過去10年間の総還元利回りの推移』がこちらです。

- 総還元利回りは、自社株買いを実施した年は3%超を記録も、それ以外の年は2%以下で推移。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は2.06%と非常に低い水準かと思います。
株主優待
クミアイ化学工業には株主優待はありません。
クミアイ化学工業の現在の株価は割安なのか?
クミアイ化学工業の『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。
予想PERの推移

それでは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:26.6倍
- 平均値:15.3倍
- 最小値:6.5倍

実績PBRの推移

つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認すると、
- 最大値:1.49倍
- 平均値:1.11倍
- 最小値:0.81倍

理論株価
それでは最後に、今の株価が理論的に割安なのかどうかを確認しておきましょう。

クミアイ化学工業の現在の株価(1,038円)に対して、
- PER基準(会社予想):1,078円
- PER基準(アナリスト予想):1,113円
- PBR基準:1,037円
上記のような理論株価になっています。

最新の割安度合いを効率的にチェックしたいという方には、銘柄スカウターがおすすめです。
クミアイ化学工業の株に対するよくあるQ&A
それでは、クミアイ化学工業の株に対するよくある質問にお答えしていきます!
クミアイ化学工業の株に対するよくあるQ&A
注意事項
Q1 . 将来性のある企業ですか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。
クミアイ化学工業の魅力について
- クミアイ化学工業の業績は右肩上がりで成長を続けており、地味ではあるものの我々の生活とは切り離すことの出来ない農薬専業の化学品メーカーです。
- 配当に関しては、5期連続増配中で配当性向も20%前後とかなり低いです。
- 農薬というくくりだけでは持続的な成長には限界があるため、事業領域を拡大することで将来の事業環境の劇的な変化、パラダイムシフトに備えると中期経営計画で発表しています。
これらに加えて、
クミアイ化学工業は海外売上高比率56.5%と、日本よりも海外での売上高の方が大きいです。

世界の人口はまだまだ増え続けており、人口の減少が進んでいる日本以外での売上が大きい点は魅力的です。
クミアイ化学工業の懸念材料について
- 原燃料価格の高騰を踏まえて、販売価格の改定を実施したりと、コストの増加には注意。
- 海外での売上が大きいので、急激な為替の変動はリスク
これらを踏まえて、ボクの個人的見解は…、

ボクにとっては4月・10月に配当金がもらえる高配当株としてポートフォリオの一角に組み込みたいと思える銘柄です。
Q2 . 「今」って買い時ですか?

結論:個人的には「今」は買い時としては悪くはないタイミングだと思います。
ちなみに、

※あくまでも個人の見解です。

クミアイ化学工業の予想配当利回りが4.0%まで上がるためには、株価は1050円まで下げる必要があります。
クミアイ化学工業の株価は現在、直近高値の1154円から株価を下げてきており、購入するには悪くはない価格帯だとボクは考えています。
もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。
テクニカル指標の状況
個人的な見解に加えて、客観的な指標としてテクニカル指標の状況を確認しておきましょう。

クミアイ化学工業の現在の株価は全ての項目でシグナルが出ておらず『中立』となっています。
クミアイ化学工業のテクニカル指標の中では「25日乖離率」が、過去2年間での通算パフォーマンスが最も高く、売買タイミングの参考にしたいテクニカル指標となっています。
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高配当株投資において「売買タイミングは重要」な項目ですので、auカブコム証券の分析ツールを有効活用していきましょう。
Q3 . クミアイ化学工業の株の買い方について教えてください。
クミアイ化学工業の株の買い方の手順はこちらです。
買い方の手順4STEP
- 証券会社に口座を開設する
- 開設した口座に入金をする
- 銘柄を検索し、買付注文を入れる
- 購入完了

といった質問をよく頂きます。
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