

今回は読者さんのこんな悩みにお応えする為に、ブリヂストンの業績や財務内容、配当金の推移、株主優待などから、今のブリヂストンの株価は買い時なのか?について僕の個人的な考えを紹介していきます。


僕のことをより詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は記事を作成しました。

注意事項
本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
僕の代表的な6つの投資判断基準
投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。僕の軸としている高配当株投資の場合、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの投資判断基準からブリヂストンの株価は買い時なのか?僕なりに分析をしてみました。
前提条件としてこちらの記事は
2022年9月26日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。
ブリヂストンってどんな企業?
【5108】ブリヂストンの公式HP
企業概要
ブリヂストンはタイヤメーカー国内ダントツ、世界シェアで仏ミシュランを上回る首位。低燃費タイヤ、パンクに強いランフラットタイヤなど技術力に定評。鉱山車両用大型タイヤも。1988年に米ファイアストンを買収し多国籍企業に飛躍、世界26カ国に約180の生産・開発拠点を持ち、150を超える国で事業を展開。米国は2000年に発生したタイヤリコール問題を克服。新車用は価格圧力が厳しく、好採算の市販用が業績面のカギ。欧州運送業者向け車両管理会社も買収、ソリューション型事業へ舵切る。2023年目標に事業再編や拠点再編を加速。
業績の推移

One-Pointメモ
2020年12月期には新型コロナウイルスの影響もあり、業績は大幅に悪化、69年ぶりの赤字を記録。前期の2021年12月期は一転し大幅増益と過去最高純益を記録と復調。成長率を見ていくと、売上高は過去10年間で7.3%の増加、営業利益は106.1%の増加も、過去5年間、過去3年間の成長率はマイナスとなっており、コロナ前の売上高、営業利益にはまだ戻っていません。
今期進捗状況

One-Pointメモ
今期営業利益の進捗率を確認すると、2Q終了時点で45.9%と50%を割ってはいるものの、前期、前々期と本決算に向けて伸びてきています。また、前年同期比では1Qはプラス22.8%、2Qはプラス12.5%と好調。
海外売上高比率

One-Pointメモ
米州での売上高が46.8%と一番大きく、約半分を占めています。続いて、欧州・ロシア、その次に日本となっており、日本の売上高割合は16.6%しかありません。海外売上高比率は83.4%と海外での売上が多くを占めています。
キャッシュフローの推移

One-Pointメモ
「営業CF」は毎期増減を繰り返しながらも、常にプラスと良好。「フリーCF」も常にプラスとキャッシュフローは問題なし。「営業CFマージン」は平均12.8%と比較的高い水準をキープしています。
財務状況の推移

One-Pointメモ
総資産、自己資本は右肩上がりと堅調に推移。有利子負債は2019年3月期、2020年3月期と大きく増えるも、前期は減少。自己資本比率に関しては、常に50%超と全く問題のない水準。
従業員数と生産性の推移

One-Pointメモ
従業員数は2013年12月期をピークに減少傾向。2020年12月期、2021年12月期と大幅に削減。前期の1人当たり純利益は上場企業の中央値である127万円を上回っている291万円も、そこまで高い水準ではありません。
配当金の推移

One-Pointメモ
ブリヂストンは新型コロナウイルスの影響を大きく受けた2020年12月期に減配を実施するも、過去10年間で減配はこの一度だけ。増配率は過去7年間で70.0%の増配、年平均10.0%の増配とまずまず。配当性向に関しては、徐々に上がってきてはいるものの、50%以下を維持しており、全く問題のない配当水準。
株主優待
ブリヂストンは株主優待はありません。
現在の株価は割安か?
週足5年チャート

PERの推移

One-Pointメモ
現在の予想PERは13.5倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると真ん中よりも割高な水準に位置しています。予想PERのチャート推移を見ると、最大値は15.4倍、平均値11.5倍、最小値9.1倍となっており、最近つけた最大値から徐々に下げてきています。
PBRの推移

One-Pointメモ
現在のPBRは1.14倍で過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると真ん中よりも割安な水準に位置しています。PBRのチャート推移を見ると、最大値は1.88倍、平均値1.34倍、最小値0.92倍となっており、現在は平均値を下回った状態で推移。
予想配当利回りの推移

One-Pointメモ
現在の予想配当利回りは3.52%で、2021年につけた最小値から徐々に上げてきて、ちょうど平均値に位置しています。コロナショック時に記録した利回り水準は異常値として、過去の推移を見るとかなり配当利回りは高いように感じます。
個人的見解
ブリヂストンについてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。

これらを踏まえて、僕の個人的見解はブリヂストンは永久に保有したい高配当株の一つだが、今は割安とも割高とも言えない状況で様子見という判断です。
個人的には、『配当利回りが3.5%を超えていれば買い』と考えており、実際に購入してみました。
注意事項
あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
最後に
『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

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マネックス証券は買付手数料が無料と言うのは勿論、何よりもアプリやwebサイトがお洒落で直感で操作が可能です。
贅沢をする順番をかえるだけ
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。
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