8601|大和証券グループ本社

YUSUKE

こんにちは、YUSUKEです!
今回は、大和証券グループ本社について解説をしていきます!

この記事では、

  1. 業績は成長しているのか?
  2. 収益源はなんなのか?
  3. 株主還元は充実しているのか?

といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。

この記事は、元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに執筆しています。

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目次

企業の概要について

大和証券グループ本社(8601)

国内2位、アジア有数の総合証券会社。時価総額は約1.6兆円の大型株。
世界の主要な金融・資本市場で有価証券関連業を中核とするリテール、ホールセール、アセット・マネジメント、投資事業を営む。香港を第二本社と位置付けアジア・中国市場を強化。

チャート推移

こちらは、大和証券グループ本社の週足5年チャートです。

大和証券グループ本社の株価は、20年3月に356.8円まで下げるも、その後は右肩上がりで推移。今年に入り1000円を突破すると、7月頃には1353円まで一気に上昇。ですが、その後株価を大きく下げ、現在は1000円前後での推移が続いています。

セグメント別業績

こちらは、セグメント別経常利益に関する資料です。

  • 2023年度の連結経常利益に関しては、リテール部門の割合が最も大きく、前期は目標値を大きく上回る実績となっています。この要因として、ラップ増加を背景とした残高ベース収益の達成およびフロー収益の回復が要因として挙げられています。
  • また、2024年度以降の業績に関しては、大幅増益を達成した2023年度から更に加速していく計画となっています。

業績の推移

こちらは、売上高・営業利益に関する資料です。

  • 売上高に関しては、コロナ禍で一時落ち込むも、23年3月期から復調し、前期の24年3月期には過去最高を記録。
  • 営業利益に関しては、過去最高益とはいかないものの、前期は大幅増益と、資産管理型のビジネスモデルへと着実に進展してきています。

四半期純利益の推移

こちらは、四半期純利益に関する資料です。

  • 今期は計画が現状非開示となってはいますが、
  • 1Q、2Qと大幅増益を達成した前期を上回っており、このままのペースで利益を積み上げることが出来れば、過去最高益にも届くのではないか?といった勢いです。

配当金の推移

こちらは、配当金・配当性向に関する資料です。

  • 配当金に関しては、業績に連動した配当推移となっており、前期は増配率90%超の大幅増配。
  • 配当性向に関しては、19年3月期以降は50%前後で推移しており、前期24年3月期は51.3%と余力は十分にあります。
配当方針に関して

中間配当及び期末配当の年2回を基本とし、連結業績を反映して半期毎に配当性向50%以上の配当を行う方針です。但し、2024年度から2026年度の中期経営計画期間中は、1株当たり配当金額は通期44円を下限と設定。

自社株買いの推移

こちらは、自社株買い総額、配当総額、総還元性向に関する資料です。

  • 自社株買いに関しては、過去10年間中8期で実施と積極的。
  • 総還元性向は、比較的高水準で推移してはいますが、10年平均では70.4%と余力はまだあります。

総還元利回りの推移

こちらは、実績配当利回り、総還元利回りに関する資料です。

  • 総還元利回りに関しては、5%以上での推移が続いており、前期の24年3月期には5.39%と高還元。
  • また、過去10年間での総還元利回りの平均値は5.96%、現在の予想配当利回りは4.26%で、配当利回りの10年平均3.88%を上回ってきています。
総評

大和証券グループは配当に加えて、自社株買いにも積極的で、この10年間高い株主還元を維持してきています。しかも、前期から業績が大きく伸びてきており、新NISA制度を背景に今期も好調な業績が期待されています。仮に、今期も増益となるようであれば、前期からの増配も期待できます。

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YUSUKE

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YUSUKE

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