大型株

東京海上ホールディングスの『株価はなぜ下がる』のか?業績予想や配当金の推移から徹底分析

東京海上HDの株の業績や配当金の推移ってどうなの?
東京海上HDの株に興味があるんだけど、今の株価は割安?

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の6つの投資判断基準から徹底的に分析をしました。

また、皆さんが気になっている、東京海上HDの株価はなぜ下がるのか?についても、詳しく解説をしていきます。

※すぐに『東京海上HDに対するボクの見解を知りたい!』という方は、【個人的見解】東京海上HDの買い時についてからご覧ください!

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東京海上ホールディングスってどんな企業?

東京海上HDのことをよく知らない…という方のために、『東京海上HDがどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

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週足チャートの推移

東京海上HDの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

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  • 週足チャートで見ると、2021年の6月頃から株価は急騰。
  • コロナショック時の1389円から直近高値の2979.5円と株価は2年程で2倍超に。

業績の推移

東京海上HDの『過去10年間の業績の推移』を確認していきましょう。

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  • 売上高は右肩上がりで推移も、コロナ禍で当期利益は減少。前期は一転復調し過去最高純益を記録。
  • 純利益率に関しては、15年3月期から下落傾向であったものの、前期に大幅上昇し、過去10年間での最高値をつける。

主要な取扱商品の一覧

東京海上HDが『何で稼いでいるのか?』取り扱っている主要な商品と売上高の構成比がこちらです。

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  • 売上高が最も大きいのは国内損害保険セグメントで全体の48.0%。⇒営業利益の構成比となると53.3%と半分を超える。
  • 利益率に関しては、全体的に10%前後と高利益率。
  • また、海外売上高比率は42.0%と日本の保険会社でありながら高い海外比率。

今期進捗状況

東京海上HDの『今期の業績は順調なのか?』過去3年間の四半期経常利益の推移と、今期の進捗状況がこちらです。

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  • 今期経常利益の目標に対して、3Q終了時点で73.7%とまずまず。
    ⇒ただ、今期の目標値は前期からマイナス17.2%に設定。
  • 1Qは前期比-23.8%、2Qは前期比-137.1%、3Qは前期比+78.8%と前期を大きく下回る。
  • 過去3年間の傾向を見ると、1Qの経常利益割合が42.3%と最も大きな割合を占め、4Qは経常利益が比較的小さくなる傾向にあるので、本決算は注視したいところ。

キャッシュフローの推移

東京海上HDの『資金繰りに問題はないのか?』過去5年間のキャッシュフローの推移を確認してきましょう。

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  • 営業CFは毎期プラスで推移も、フリーCFはマイナスの期も目立つ。
  • 現金・現金等価物は緩やかな右肩下がり。
  • 営業CFMは前期18.8%と、1つの基準でもある15%を超えており、素晴らしい水準。

財務状況の推移

東京海上HDの『財務状況は問題がないのか?』過去10年間の財務状況の推移を確認していきましょう。

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  • 総資産、自己資本は右肩上がりで拡大しており、有利子負債は横ばいで推移と財務状況は良好。
  • 自己資本比率は15%前後で推移と安定。

従業員数と生産性の推移

東京海上HDの『従業員数と生産性はどうなのか?』を確認していきましょう。

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  • 従業員数は2013年3月期から毎年増え続けるも、前期は209人減少。
  • 従業員の生産性をあらわす1人当たりの純利益は、前期に大きく上昇し977万円と高水準。

配当金の推移

東京海上HDの『過去10年間の配当金の推移』を確認していきましょう。

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  • 東京海上ホールディングスは過去10年間で減配は一度だけ。
  • 配当性向は上昇傾向も、前期は41.4%と、配当余力は十分。
  • 増配率に関しては、過去5年間で1株46.7円⇒1株85円と82.1%の大幅増配。

配当方針に関して

配当を株主還元の基本と位置付け、利益成長に応じて持続的に高める方針。

自社株買いの推移

東京海上HDの『過去10年間の自社株買いの推移』を確認していきましょう。

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  • 自己株式取得に関しては、過去10年間中7期で実施と良好。
  • 総還元利回りは、非常に高く、ここ数年は5%を超える。
    ⇒過去10年間での総還元利回りの平均値は4.69%と非常に魅力的な水準。

株主優待

東京海上HDには株主優待はありません。

現在の株価は割安なのか?

東京海上HDの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の5項目を確認していきます。

  1. 予想PERの状況
  2. 実績PBRの状況
  3. 配当利回りの推移(過去5年間)
  4. 目標株価
  5. アナリストの評価

予想PER/実績PBR/配当利回り

東京海上HDの『現在の株価水準は割安なのか?』を確認していきましょう。

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  • 予想PERに関しては現在14.0倍で、過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると、ともにほぼ中央に位置。
  • 実績PBRに関しては現在1.38倍で、過去2年間レンジ、過去5年間レンジで見ると、ともに中央よりもやや高い水準。
  • 過去5年間の配当利回りの推移を見ると、最大値は5.92%、平均値は3.79%、最小値は2.63%、現在の配当利回りは3.31%。
    ⇒コロナショック時につけた最大値5.92%から、株価の上昇に伴い利回りは大きく低下中。現在は平均値を大きく下回る。

上記資料の配当利回りの推移や、予想PER、実績PBRのレンジ位置で割安度合いを確認したいという方は、マネックス証券の銘柄スカウターをご利用ください。

目標株価 / アナリストの評価

東京海上HDの目標株価 / アナリストの評価を確認していきましょう。

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  • 過去3カ月間に10名のアナリストが東京海上HDの株価を評価しており、目標株価は『現在の株価から+53.66%の3922円』で『強い買い』の評価。

上記資料のアナリストの評価や、テクニカル指標の状況をもとに投資タイミングを検討したいという方は、TradingViewの銘柄詳細を確認してみてください。

【個人的見解】東京海上ホールディングスの買い時について

ここまでを踏まえて、東京海上HDに対するボクの個人的見解は、

  • 東京海上HDは業績堅調なディフェンシブな高配当株のひとつ。
  • 配当性向は40%前後で推移しており、配当余力も十分にある。
  • 自社株買いを積極的に行っており、総還元利回りは過去5年間全てで5%超と魅力的。

懸念材料としては、株価が右肩上がりで上昇をし続けており、比較的割高感のある水準が続いており、高値掴みには注意したいところ。

YUSUKE
とはいえ、相場に左右されづらいディフェンシブな銘柄の代表格でありながら、高い株主還元を誇るので、株価を大きく下げた際には積極的に買い増しをしていきたい銘柄とボクは考えています。

参考【重要】高配当株の買い時はこの7パターン!タイミングの見極め方についても解説

注意事項

あくまでも、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

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