4996|クミアイ化学工業の株価は今後どうなるのか?

この記事は、クミアイ化学工業(4996)の株に投資を検討している方に向けた記事となっております。

❶ 業績は成長しているのか?
❷ 収益源はなんなのか?
❸ 株主還元は充実しているのか?

YUSUKE

これらの投資判断基準について分析したうえで、最終的には個人的な見解を述べていきます。

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注意事項

こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

目次

🏢 クミアイ化学工業(4996)

現在値:757円  時価総額:1,008億円

自己資本比率53.0 %PER(予)8.4 倍
ROE(実)9.74 %PBR(実)0.62 倍
ROA(実)5.41 %配当利回り(予)4.49 %

更新日:2025年2月5日

企業概要

クミアイ化学工業はJA系列の農薬専業の化学薬品メーカー。農薬を製造し、全国農業協同組合連合会(JA)を通じて国内に販売。主力製品は畑作用除草剤の「アクシーブ」と、水稲一発処理除草剤。第二の柱・化成品事業は、塩素化、精密化学品、発泡スチロール、アミン硬化剤などを製造・販売。

チャート推移

こちらは、クミアイ化学工業の週足5年チャートです。
こちらのチャートを見ると分かる通り、この5年間基本的には800円から1100円のレンジでの推移。時々、上振れたり、下振れたりしていますが、少しするとレンジに戻ってきています。ただ、現在は800円を割れ、750円前後での推移となっています。

セグメント別業績

それでは、クミアイ化学工業が「何で稼いでいるのか?」適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

こちらは、クミアイ化学工業のセグメント別業績に関する資料です。
クミアイ化学工業の売上高は農薬及び農業関連が全体の79.5%と大部分を占めています。営業利益となると、農業関連の利益がほとんどで、ここの業績の推移が今後の要となってきます。

こちらは、農薬及び農業関連事業に関する資料です。
農業関連事業の売上高は3割が国内、7割が海外での売上となっています。国内では水稲用除草剤「エフィーダ」が順調で、水稲用殺菌剤「ディザルタ」を含む、箱処理剤も順調に推移しています。

こちらは、農薬市場の動向に関する資料です。
農業というと投資先として「成長性に乏しい」ように感じますが、農業は今後もなくなることのないビジネスです。こちらに書いてある通り、農薬市場は国内3500億円前後で横ばいでの推移も、流通在庫水準が適正化することで、「世界的には」再び成長基調に転じるとクミアイ化学工業は予想しています。このように農薬市場は長期的な成長トレンドを形成していく見込みとなっています。

業績の推移

こちらは、業績に関する資料です。
売上高、利益ともに右肩上がりで推移するも、前期は大幅減益。今期も減収減益の計画となっており、アメリカを除く海外での売上が大きく落ち込む予想となっています。

四半期純利益の推移

こちらは、四半期純利益に関する資料です。
今期目標は109億円で前期の136億円から大幅減益の計画。業績の低迷は明らかで、直近の4Q決算では前期比▲78.5%と次回の決算には要注目です。

1株価値の推移

こちらは、1株の価値に関する資料です。
前期にEPSは減少し、配当も減配となるも、1株あたりの純資産BPSは着実に伸びてきています。配当方針に関しては、現中期経営計画期間においては、配当性向の目標を30%以上と設定し、増益の実現による株主還元の強化を目指す方針です。

株主還元の推移

こちらは、配当総額、自社株買いに関する資料です。
配当総額は前期に大きく落ち込むも、総還元性向は30%前後で安定して推移しています。業績は低迷中ではありますが、前期の配当総額41億円に対して、利益剰余金は1101億円と、株主への還元余力はまだ十分にあります。

総還元利回りの推移

こちらは実績配当利回り、総還元利回りに関する資料です。
大規模な自社株買いを実施したタイミングで総還元利回りは4%を超えるも、実績配当利回りは最高でも前期の3.77%です。それにも関わらず、現在の予想配当利回りは4.49%まで上昇してきており、クミアイ化学工業にとっては魅力的な利回り水準となっています。

個人的見解

クミアイ化学工業(4996)

現在値:757円  時価総額:1,008億円

自己資本比率53.0 %PER(予)8.4 倍
ROE(実)9.74 %PBR(実)0.62 倍
ROA(実)5.41 %配当利回り(予)4.49 %

更新日:2025年2月5日

個人的見解

クミアイ化学工業は一時かなり注目を集めていましたが、減配予想と業績悪化が見込まれ、ピーク時から株価を大きく下げてきてました。ただ、その影響もあり、PER、PBRともに割安感のある水準となっており、今後の業績次第では再び注目を集めてもおかしくない銘柄のひとつかと思います。

読者の方からよくあるQ&A

YUSUKE

それでは最後に、読者の方からよくある質問についてお答えしていきます!

Q. クミアイ化学工業の株価は今後どうなるのか?

YUSUKE

将来の株価について気になる方は多いかと思いますが、正直ボクには未来の株価は分かりません…。

業績が突然悪化するかもしれないし、配当が出なくなったりする可能性もあります…。

ただ、これらのリスクを勘案したうえで、ボクはクミアイ化学工業の株にはまだ投資をしていません。

Q. 配当金で生活をするためにはどうしたら良いのですか?

高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…!

と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。

ちなみに、皆さんの生活には欠かすことの出来ない日本No.1の通信会社NTTの株は1株たったの150円ほどですので、誰でも気軽に購入が出来ます👍

昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。

YUSUKE

ボク自身もSBI証券を活用して1株ずるコツコツと高配当株を購入しています!

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