こんにちは、YUSUKEです!
今回は、三菱UFJ FGについて解説をしていきます!
この記事では、
- 業績は成長しているのか?
- 収益源はなんなのか?
- 株主還元は充実しているのか?
といった3つの投資判断基準を中心に、皆さんが気になるであろう項目について解説をしていきます。
この記事は、元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに執筆しています。
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企業の概要について
三菱UFJ銀行を中核とする国内最大の金融グループ。時価総額は約23.1兆円の大型株。
銀行業務、信託銀行業務、証券業務を中心に、クレジットカード・貸金業務、リース業務、資産運用・投資運用業務等、幅広く金融事業を展開。金利上昇で預貸金利ザヤが拡大し、今期は過去最高益を更新する計画。
チャート推移
こちらは、三菱UFJ FGの週足5年チャートです。
三菱UFJの株価は、20年3月に380円まで下げるも、その後は右肩上がりで推移。25年1月には直近高値の1934円まで上昇し、この5年間で株価は5倍超にまで成長しています。現在も依然として力強い値動きをしており、どこまで株価を伸ばしていけるのか注目です。
セグメント別業績
こちらは、セグメント別業績に関する資料です。
- 2023年度の営業純益に関しては、コーポレートバンキング事業が5448億円と最も大きく、グローバルCIB、グローバルコマーシャルバンキング事業と続きます。
- このコーポレートバンキング事業とは、日系大企業のクライアントを対象に、貸出や資金決済、外国為替などのサービスや、M&A、不動産関連ビジネスなどグループ各社の専門性を活かした総合的なソリューション提供を通じて、クライアントの企業価値向上に貢献する事業のことです。
- また、グローバルコマーシャルバンキング事業は、出資先であるタイのアユタヤ銀行などのパートナーバンクを通じて、海外にて金融サービスを提供する事業のことで、営業純益は3番目に大きい事業となっており、三菱UFJは海外でも積極的に事業を営んでいます。
こちらは、最新のP/Lサマリーに関する資料です。
- 業務粗利益の増減要因を確認すると、円金利上昇影響の取り込みや利ざや改善による資金収益の増加、ソリューション・資産運用・受託財産など国内外の手数料ビジネスの好調を主因に24年度中間決算では前期比で4244億円も増益となっています。
- また、株式等売却損益も3639億円と、前期比でプラス2336億円。政策保有株の売却が進展し、大幅増益となりました。
業績の推移
こちらは、売上高・営業利益に関する資料です。
- 売上高に関しては、コロナ禍に一時落ち込むも、23年3月期には復調し、2期連続で過去最高を更新中。
- 経常利益に関しては、2015年3月期以降は低調な推移となっていたものの、前期は一転過去最高益を大幅に更新しました。
四半期純利益の推移
こちらは、四半期純利益に関する資料です。
- 今期の進捗率は2Q終了時点で71.8%
- 今期は最高益を記録した前期から更に17.4%も増益の計画、1Q、2Qともに好調に推移しており、更なる上振れにも期待が出来そうです。
配当金の推移
こちらは、配当金・配当性向に関する資料です。
- 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、2022年3月期から3期連続増配中。
- 配当性向に関しては、比較的安定して推移しており、前期は32.7%と低く、配当余力はまだまだあります。
配当性向を40%程度とし、利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針としています。
自社株買いの推移
こちらは、自社株買い総額、配当総額、総還元性向に関する資料です。
- 自社株買いに関しては、過去10年間中9期で実施と積極的。
- 総還元性向は、70%を超える年もありますが、10年平均で52.6%と余力は十分にあります。
総還元利回りの推移
こちらは、実績配当利回り、総還元利回りに関する資料です。
- 総還元利回りに関しては、全体的に高水準で、前期の24年3月期には5.14%と高還元。
- また、過去10年間での総還元利回りの平均値は5.24%、現在の予想配当利回りは3.13%で、配当利回りの10年平均3.21%を下回ってきています。
三菱UFJの株主還元は、配当に加えて、自社株買いにも積極的で、総還元利回り5%超は魅力的。日本最大の金融グループで、ポートフォリオの一角に組み込みたい「王道の」高配当株のひとつかと思います。
読者の方からよくあるQ&A
それでは最後に、読者の方からよくある質問についてお答えしていきます!
Q. 三菱UFJの配当落ち後は狙い目ですか?
三菱UFJ FGの株の購入を検討している人の多くが気になっているであろう、「配当落ち後は狙い目なのか?」について検証をしてみました。
こちらが、直近過去5回の配当落ち後の値動きになります。
過去5回全てで株価は一時的に下落をしていることが分かります。
結論:配当落ち後は狙い目のひとつとしてアリ
それでは、『どのくらい配当落ち後に株価は下げているのか?』過去5回の値動きについて詳細をまとめてみました。
- 2023年3月期の中間配当1株16円
【権利付最終日22/09/28終値】683.2円
⇒【22/10/03安値】632.6円(-50.6円) - 2022年3月期の期末配当1株14.5円
【権利付最終日22/03/29終値】795.8円
⇒【22/04/07安値】735.7円(-60.1円) - 2022年3月期の中間配当1株13.5円
【権利付最終日21/09/28終値】688.7円
⇒【22/10/05安値】625.3円(-63.4円) - 2021年3月期の期末配当1株12.5円
【権利付最終日21/03/29終値】618.5円
⇒【22/04/02安値】587.0円(-31.5円) - 2021年3月期の期末配当1株12.5円
【権利付最終日22/09/28終値】445.5円
⇒【22/09/30安値】415.9円(-29.6円)
こちらを見て頂くと分かる通り、直近5回全て約1週間ほどで株価は受取配当金以上の値下がりをしていることが分かります。
この結果、三菱UFJフィナンシャルグループの株は配当落ち後に狙うのはアリと言えます。
Q. 三菱UFJの株価が安いのはなぜですか?
三菱UFJ FGの「株価が安い(低い)理由」のひとつは、より多くの個人投資家が買えるように、株式をたくさん発行しているからです。
そもそも、会社の価値は時価総額であって株価ではありません。
三菱UFJ FGの時価総額は約16.3兆円で発行株式数は約126億株(2023年11月29日時点)です。
この会社の価値である時価総額を発行株式数で割った値が株価になります。
16.3兆円÷126億株=1,293円(株価)
つまり、発行株式数が126億株も発行をされているから株価が1,293円と安いわけであって、仮に10分の1の12.6億株しか発行をされていなければ株価は12,930円になるわけです。
三菱UFJ FGの株価が安い(低い)メリット
三菱UFJ FGの株価が安いことのメリットとして、私たち投資家にとっては株価が安いことで売買をしやすくなります。
また、企業側としても、株価が高ければ買えなかった層の投資家からも資金を調達することができるので、より多くの資金が集まる可能性が高いです。
ただその反面、株価が安いことで質の良くない投資家も多くなる傾向にもあるので注意が必要です。
Q. 配当金で生活をするためにはどうしたら良いのですか?
高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…!
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