オリックス株を「買うべき3つの理由」とは?今後の買い時についても言及

オリックスの株の業績や配当金の推移ってどうなの?

オリックスの株に興味があるんだけど、今の株価は割安?

この記事では、皆さんのこのようなお悩みにお応えし、以下の3つの投資判断基準で徹底分析しました。

  1. 業績は成長しているのか?
  2. 配当や株主優待といった株主還元は?
  3. 現在の株価は割安なのか?

また、皆さんが気になるであろう項目に関しては、よくあるQ&Aにまとめています。

本記事の信頼性

この記事は、株式投資歴13年目で元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに作成しています。

多くの方の疑問への回答

オリックスの株は買うべきだと思いますか?

結論、ボクはオリックスの株は今後も買っていきたいと考えています。

YUSUKE

その理由や詳細についてはこの記事で順を追って解説をしていきます!

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目次

オリックスってどんな企業?

企業概要

オリックスは、国内最大手の総合リース会社です。時価総額は約3.4兆円の大型株。リースを起点に「金融」と「モノ」の2つの専門性から関連ビジネスを拡大させ、国内の代表的な企業として業界を牽引しています。米国ではアセットビジネスに加えフィービジネス、アジアではリースを中心にビジネスの多角化推進などグローバル事業を強化中です。

オリックスは何で稼いでいるのか?

それでは、オリックスが『何で稼いでいるのか?』適時開示資料をもとに簡単にまとめてみました。

適時開示資料1を解説

こちらは、2023年3月期のセグメント別業績の資料です。

23年3月期のセグメント別の利益を見ると、法人営業・メンテナンスリースが全体の約19%と最も大きな割合を占め、その次に「ORIX USA」「ORIX Europe」と続いていきます。

こちらを見て頂くと分かる通り、各セグメントでバランス良く利益を出しており、一つの事業に依存しているということはありません。

適時開示資料2を解説

こちらは、セグメント利益の見通しに関する資料です。

25年3月期に向けて、税引前利益3,672億円⇒5,750億円まで約56%も伸ばす計画となっています。

また、23年3月期の海外比率は43.2%と半分近くが海外で稼いだ利益となっており、25年3月期に向けて伸ばしていく方針です。

適時開示資料3を解説

こちらは、過去のオリックスの業績の推移です。

オリックスは設立初年度を除き、58年間毎期黒字を計上と、驚異的な安定感を誇っています。「バブル経済崩壊」や「アジア通貨危機」「リーマンショック」や「コロナショック」と、これだけの経済危機を常に黒字で乗り切ってきた要因のひとつとして、事業を多角的に展開してきたことが挙げられるかと思います。

過去のチャート推移

つぎに、オリックスの株価が『どのような値動きをしているのか』確認をしていきましょう。

月足10年チャートの推移

出所:楽天証券 – マーケットスピード2
チャート推移を解説

こちらは、月足10年チャートです。

この10年間、株価は1300円~2000円のレンジで推移。コロナショック時に直近安値の1100円をつけた後、株価は上昇し、2000円を突破してから株価は上げ続けています。

2023年9月に直近高値の2991円をつけてからは、一時調整をしており、再度高値を更新出来るか注目です。

YUSUKE

みなさん気になるオリックスの株の買い時については後ほど解説をしていきます。

オリックスの株価はなぜ安いのか?

オリックスは国内最大手の総合リース会社で、50年以上ものあいだ黒字を計上している素晴らしい企業です。

それにも関わらず、

  • 予想PER:9.9倍
  • 実績PBR:0.87倍

と、客観的な株価指標でみると割安感があるように感じます。(2024年1月16日終値ベース)

ボクの考える「オリックスの株価が安い理由」については、

  1. 利益の多くが株式や不動産の売却益
    ⇒今後も継続して売却益を出せるとは限らない…。
  2. コングロマリット・ディスカウント
    ⇒事業分散=経営効率が悪くなるといったデメリットも…。

の2点が主な理由と考えています。

コングロマリット企業は世界的に見ても、株式市場で評価されづらい業態であり、割安に放置される傾向にあります。

リスク分散といったメリットがあるものの、経営効率が悪くなるといったデメリットや、複数の事業を展開することによるリスクの多様化といったデメリットも存在しており、これらが理由で投資家から敬遠されがちです。

オリックスの業績は成長しているのか?

オリックスの『業績は成長しているのか?』把握をするために下記の2項目を確認していきます。

  1. 売上高の推移
  2. 利益率の推移

売上高の推移

  • 売上高に関しては、2018年3月期に過去最高を記録してからは停滞気味も、前期、前々期と復調。
  • 営業利益に関しても同様で、直近の決算は良好。今期は過去最高益を更新する予想です。

利益率の推移

  • 営業利益率に関しては、常に11%以上で推移と安定しています。
  • また、当期利益率に関しても、常に10%超で推移と、全体的に安定した利益率の推移となっています。

ここで、同業種のライバル企業「三菱HCキャピタル」の利益率と比較してみましょう。

オリックス
  • 営業利益率:11.78%
  • 当期利益率:10.24%
三菱HCキャピタル
  • 営業利益率:7.32%
  • 当期利益率:6.13%
YUSUKE

営業利益率、当期利益率ともに、オリックスの方が高く、同業種と比較をしても、素晴らしい利益率ということが分かります。

オリックスの株主還元は魅力的なのか?

オリックスの『株主還元は魅力的なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。

  1. 配当金の推移
  2. 自社株買いの推移
  3. 株主優待

配当金の推移

  • 配当金に関しては、右肩上がりで増え続けており、連続増配ではないものの、2010年3月期から14期連続非減配中。
  • 配当性向に関しては、緩やかな上昇傾向も、前期は36.9%と低く、配当余力はまだまだあります。
配当方針に関して

事業活動で得られた利益を主に内部留保として確保し、事業基盤の強化や成長のための投資に活用することにより株主価値の増大に努める方針です。同時に、業績を反映した安定的かつ継続的な配当を実施することを基本方針としています。

予想配当利回りの推移

予想配当利回りの推移を過去5年間レンジで確認すると、

  • 最大値:7.76%
  • 平均値:4.09%
  • 最小値:3.04%
YUSUKE

現在の予想配当利回りは3.33%で、平均値を下回っており、オリックスにしては少し物足りない利回り水準です。

自社株買いの推移

  • 自社株買いに関しては、過去10年間中5期で実施と積極的。
  • 総還元性向は、21年3月期に100%近くまで上昇するも、前期は55.2%と全く問題のない水準です。

総還元利回り

  • 総還元利回りに関しては、徐々に上昇をしてきており、前期の23年3月期には5.61%と高還元。
  • また、過去10年間での総還元利回りの平均値は4.73%と、非常に魅力的な水準かと思います。

株主優待

» 企業のページで詳細を確認する
YUSUKE

オリックスの株主優待は、100株以上(約28万円分)保有の株主に対して、「自社取引先取扱商品等のカタログギフト」が贈呈されます。

オリックスが株主優待を廃止する理由とは?

オリックスやJTを筆頭に、近年の株主優待廃止の理由を確認すると、「公平な利益還元のため」が占める割合が増加傾向にあります。

株主優待は、

  • 大口の投資家にとってメリットが薄い
  • 機関投資家や外国人投資家にとってメリットが薄い

などといった課題を抱えているとの指摘もあり、株主の平等性の観点から廃止する企業が増えてきています。

YUSUKE

ただ、自社のサービスや商品を株主に優待として提供し、知ってもらう事で、売上が増加し、株価上昇へと繋がれば全ての投資家にとってメリットがあります。

その点、オリックスの提供している株主優待は、自社サービスを利用してもらう機会を提供する株主優待となってはいるものの、優待内容(金額)が比較的大きめの内容ですので、株主優待の廃止を発表したのかなと、ボクは考えています。

オリックスの現在の株価は割安なのか?

オリックスの『現在の株価は割安なのか?それとも割高なのか?』把握をするために下記の3項目を確認していきます。

  1. 予想PERの推移
  2. 実績PBRの推移
  3. 理論株価

予想PERの推移

まずは、予想PERの推移を過去5年間レンジで確認してみると、

  • 最大値:12.9倍
  • 平均値:9.6倍
  • 最小値:4.9倍
YUSUKE

現在の予想PERは10.0倍で、平均値近辺での推移となっており、オリックスにしては平均的なPER水準です。

実績PBRの推移

つづいて、実績PBRの推移を過去5年間レンジで確認してみると、

  • 最大値:0.99倍
  • 平均値:0.77倍
  • 最小値:0.48倍
YUSUKE

現在の実績PBRは0.87倍で、平均値を少し上回っており、オリックスにしてはやや割高なPBR水準です。

理論株価

それでは最後に、今の株価が『理論的に割安なのかどうか』を確認しておきましょう。

オリックスの現在の株価(2,825円)に対して、

  • PER基準(会社予想):2,712円
  • PER基準(アナリスト予想):2,781円
  • PBR基準:2,748円

上記のような理論株価になっています。

YUSUKE

こちらを見る限り、オリックスの現在の株価は全ての理論株価を上回っており、比較的割高感のある株価水準と見てとれます。

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オリックスの株に対するよくあるQ&A

それでは、オリックスの株に対する『よくある質問』にお答えしていきます。

注意事項

こちらの記事は、ボクの現段階での個人的見解であり、経済環境の変化により見解も変わります。投資を検討の方は企業分析をした上で、必ずご自身の判断で投資をするようお願いいたします。

Q1 . 将来性のある企業ですか?

オリックスは将来性のある企業だと思いますか?

結論:個人的には「将来性のある」企業だと考えています。

ここで、オリックスの株価変動要因でもある「魅力」と「懸念材料」についてまとめておきます。

オリックスの魅力
  • オリックスは国内最大手の総合リース会社で、58年間毎期黒字は驚異的。
  • 配当に関しては、2010年3月期から14期連続非減配中で配当余力も十分。
  • 中期経営計画において、25年3月期には税引前利益を56%も増やす計画となっており期待も高い。
オリックスの懸念材料
  • 国内だけではなく、米国、欧州、中東、アジアなど海外でも事業を営んでおり、各国・地域での景気変動や地政学上のリスクを受ける可能性も。
  • また、金融事業を中核としていることから、様々な信用リスク、市場性リスクも抱える。
  • 不動産関連事業も多く、不動産の価格変動等にも影響を受ける可能性あり。
  • 資金調達のうち市場性資金の占める割合が高いこともあり、資金調達上のリスクも勘案しておく必要が。
  • 生命保険事業を営んでいることで、大規模な事故や災害時における保険金の支払額増加というリスクも。

これらを踏まえた上で、ボクの個人的見解は…、

YUSUKE

オリックスの株は、高配当株ポートフォリオから外すことの出来ないエース級の銘柄です。

Q2 . 「今」って買い時ですか?

オリックスの株は「今」買い時だと思いますか?

結論:個人的には「今」は積極的に買いたいとは思いません。

ちなみに、

YUSUKE

ボクは予想配当利回り4.0%をひとつの目安にしています!

※あくまでも個人の見解です。

出所:楽天証券 – マーケットスピード2

オリックスの予想配当利回りが4.0%まで上がるためには、株価は2,350円まで下げる必要があります。

オリックスの株価は現在、直近高値の2991円近辺での推移となっており、購入するには比較的リスクの高い価格帯だとボクは考えています。

もちろん、将来的に株価がどう動くのかについては誰にも分かりませんので、ご自身でも様々な角度から分析をしてみて下さい。

Q3 . オリックスの株はどうやって買うんですか?

オリックスの株に興味があるんだけど、これら高配当株はどうやったら買えるんですか?

高配当株のお得な買い方の手順はこちらです。

高配当株のお得な買い方の手順4STEP
  1. 手数料の安い証券会社に口座を開設する
  2. 開設した口座に入金する
  3. 銘柄を検索し、買付注文を入れる
  4. 購入完了

証券会社に口座を開設すると言っても、たくさんあり過ぎてどこが良いのか分からない…。

といった質問をよく頂きます。

ちなみに、ボクはSBI証券をメイン口座として活用しています!

一番の理由は「業界屈指の格安手数料」です。

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ちなみに、日本を代表するメガバンク三菱UFJフィナンシャルグループ(配当利回り:4.42%)の株は、1株たったの928円ですので、誰でも気軽に購入ができます!(2023年5月29日時点)

昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。

YUSUKE

ボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。

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具体的に解説をすると…、

コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲みに行ったりすることが出来るようになります。

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