【完全版】3月権利確定のおすすめ高配当株を徹底解説!タイプ別に注目株をピックアップ

3月権利確定で配当金がたくさん貰える銘柄ってなにかあるかな…?

王道の銘柄も良いけど、今狙い目の3月権利確定の高配当株があれば教えて欲しい…

こういった疑問や悩みを抱え、投資先の選定に不安を抱えている方のために、3月権利確定のおすすめ高配当株をパターン別に紹介していきます!

この記事を読むことで…
  • 高配当株投資をする上でのチェックポイント
  • 3月権利確定の配当利回りランキング
  • 3月権利確定のパターン別おすすめ高配当株
    (期末一括配当/割安/王道)

上記3点について、投資を始めたばかりの方でも分かりやすく学ぶことが出来ます。

その結果として、

高配当株投資の銘柄選定の基準が凄い勉強になった!

私も3月権利確定の高配当株を何か買ってみたい!

そんな風に、皆さんに感じて頂けるかと思います。

この記事は、元メガバンク出身の現役FPが、これまでに積んだ経験をもとに執筆しています。

YUSUKE

この記事を最後まで読むことで、有益な投資先について学ぶことができ、「配当金で人生を豊かに」していくことに繋がるかと思います!

動画ではより詳しく解説
目次

【重要】高配当株投資をする上でのチェックポイント

本題に入る前に、高配当株投資をする上でのチェックポイントとして、

チェックポイント
  1. いつまでに買えば3月権利の配当金がもらえるのか?
  2. そもそも3月権利確定の銘柄はどのくらいあるのか?
  3. 【注意喚起】権利確定月にはこだわりすぎるな!
YUSUKE

上記の3点について事前に確認をしておきましょう。

1. いつまでに買えば配当金がもらえるのか?

配当金をもらう目的で投資をする際は事前に『権利付最終日』を必ず把握しておきましょう。

権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで株主権利を得ることができる最終売買日(権利付最終日)を指します。配当金や株主優待を取得するためには、各企業が定めている権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。そのためには、権利確定日を含む3営業日前(権利付最終日)までに株式を購入しなければなりません。

(引用:SMBC日興証券-初めてでもわかりやすい用語集
YUSUKE

権利付最終日とは、超簡単に説明をすると、この日までに株の購入を完了していれば配当金がもらえる日のことです!

権利確定日一覧

権利付き最終日権利落ち日権利確定日
2024年8月8/28(水)8/29(木)8/30(金)
2024年9月9/26(木)9/27(金)9/30(月)
2024年10月10/29(火)10/30(水)10/31(木)
2024年11月11/27(水)11/28(木)11/29(金)
2024年12月12/26(木)12/27(金)12/30(月)
2025年1月1/29(水)1/30(木)1/31(金)
2025年2月2/26(水)2/27(木)2/28(金)
2025年3月3/27(木)3/28(金)3/31(月)
2025年4月4/25(金)4/28(月)4/30(水)
2025年5月5/28(水)5/29(木)5/30(水)
2025年6月6/26(木)6/27(金)6/30(月)
2025年7月7/29(火)7/30(水)7/31(木)
※月末が権利確定日となる銘柄を対象

ちなみに、

2024年3月の権利付き最終日は、3月27日(水)ですので、狙っている銘柄がある方はこの日までに忘れずに株を購入しておきましょう。

2. 3月権利確定の銘柄は何社あるのか?

そもそも3月権利確定の銘柄って何社くらいあるんだろう?

ボクが銘柄分析で重宝している銘柄スカウターを活用してスクリーニングを実施してみました。

解説

約3800社ある上場企業のうち、2024年3月に配当の権利が確定するのは、「中間配当を出す9月決算の会社」「期末配当を出す3月決算の会社」のいずれかのパターンです。

そして、3月決算、9月決算の銘柄は2466社(全体の64.4%)と、上場銘柄の半分以上が3月権利確定の銘柄となっています。ですが、ここに配当利回り3.75%以上(税引後で3%以上)といった条件を付け加えると、293社(全体の7.65%)まで減ってしまいます。

YUSUKE

とはいえ、この銘柄数はもちろん1年間の中で3月が最も多くなっており、この3月権利確定の銘柄の攻略が高配当株投資においては最も重要です。

3. 注意喚起:権利確定月にはこだわりすぎるな!

解説

こちらは過去3年間の高配当株数の推移になります。

コロナショック以降は、先行き不透明感による減配」「金融緩和による株価上昇の影響で、高配当株数は300社前後で推移しました。

ですが、2021年の年末頃から、金融緩和による経済の下支えが功を奏し、好調な業績を背景に、復配、増配をする企業が多くみられました。その結果、2022年9月頃には高配当銘柄は708社まで増加。

そこから株価上昇の影響もあり、高配当株数は徐々に減少。現在の高配当株数は393社とピーク時から半数近くにまで減ってしまいました。

大前提として、

高配当株投資のセオリーは…、

優良な高配当株を出来る限り割安に購入することです。現時点で高配当株は393銘柄もあるので、権利確定月に拘り銘柄選定を疎かにするという事だけは「絶対に」してはいけません。

とはいえ、誰しもが一度は…、

毎月配当金がもらえたら良いのにな~

と、考えたことがあるかと思います。

YUSUKE

そこで今回は、毎月配当金生活を目指す方のためにも、3月権利確定の魅力的な高配当株を全9銘柄PICKUPしてみましたので紹介していきます。

3月権利確定の配当利回りランキング

それでは、ボクのおすすめ銘柄を紹介していく前に、

3月権利確定で配当利回りの高い銘柄ってどんな企業があるんだろう…?

と気になる方も多いかと思いますので、3月権利確定の予想配当利回りランキングから確認をしていきましょう。

3月権利確定の予想配当利回りランキング

2024年3月14日時点
解説

予想配当利回りランキングの第1位は極東証券で配当利回りは6.51%です。富裕層・シニア層を中心とした対面営業に特化した独立系証券会社で、3Q終了時点で前期の純利益の2倍超を既に稼いでおり、今期の進捗は好調に推移しています。

そして2位はITメディアで配当利回りは5.98%、ネットやメルマガを通じて専門的なハイテク記事を配信するインターネット専業メディアで、3Q決算で大幅な増配を発表し2日連続でのストップ高を記録しています。3位はレイズネクストといった産業設備プラントのエンジニアリング・メンテナンスの会社で配当利回り5.82%となっています。

YUSUKE

全体的に時価総額は大きいとは言えない銘柄ばかりですが、予想PER、実績PBRを見てみると、意外と割安な銘柄がたくさんあります。

ここまで、大型のバリュー株に資金が入ってきており、中小型株には業績の割に出遅れ感の目立つ銘柄がたくさんあります。これら、配当利回りランキングの上位の銘柄を分析していくのも「かなり」面白いタイミングかと個人的には思います。

3月権利確定の「おすすめ」高配当株ランキング

それでは、皆さんが気になっている3月権利確定のおすすめ高配当株をパターン別に3銘柄ずつ全9銘柄紹介していきます。

今回紹介する3パターンはこちら
  1. 期末一括配当の高配当株
  2. 「今」割安感のある高配当株
  3. 王道の3月決算の高配当株

2024年に入ってからの株高の影響もあり、配当利回りが3%を超えている銘柄は極端に減ってきました。

ですが、今回紹介をする全9銘柄はすべて配当利回り3%以上、「今」割安感のある高配当株に至っては配当利回り4%以上の銘柄の中からピックアップしています。

YUSUKE

どの銘柄も角度を変えて見てみると「興味深い」注目の銘柄ばかりですので、是非最後までお付き合いください。

期末一括配当の高配当株

まずは、中間配当を出さずに、期末にまとめて配当金がもらえる銘柄を3銘柄紹介していきます。

1銘柄目:全国保証(7164)

期末一括配当の高配当株の1銘柄目は、【7164】全国保証です。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:5,407円
  • 配当金:1株170円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:3.14%
企業概要

全国保証は、独立系の住宅ローン信用保証会社です。時価総額は約3,700億円の中型株。国内約730の銀行・信金・信組・農協・労金等と提携し、住宅ローン借手への連帯保証人請負業務サービスを提供。保証債務残高16兆円、保有契約件数80万件の国内トップの住宅ローン保証会社。

2銘柄目:ゆうちょ銀行(7182)

期末一括配当の高配当株の2銘柄目は、【7182】ゆうちょ銀行です。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:1,635円
  • 配当金:1株50円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:3.06%
企業概要

ゆうちょ銀行は、日本郵政グループの銀行子会社で総資産国内4位の巨大銀行です。時価総額は約5.9兆円の大型株。預金額は国内1位の194兆円で、窓口業務は全国2万4千カ所、ATMの設置数も国内トップの3万2千台と日本を代表する銀行のひとつです。

3銘柄目:クレディセゾン(8253)

期末一括配当の高配当株の3銘柄目は、【8253】クレディセゾンです。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:3,007円
  • 配当金:1株100円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:3.33%
企業概要

クレディセゾンは、流通系トップのクレジットカード会社です。時価総額は約5,600億円の中型株。主力のクレジットカードビジネスを中心に、サービサー、信用保証、リースなどの総合金融サービスを展開。セゾングループの金融事業の基幹会社として成長し、そごう・西武、パルコなどと事業面で強固な提携関係を構築しています。

「今」割安感のある高配当株

つづいて、配当利回りが4%以上ある「今」狙い目の高配当株を3銘柄紹介していきます。

1銘柄目:MIXI(2121)

「今」割安感のある高配当株の1銘柄目は、【2121】MIXIです。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:2,593円
  • 配当金:1株110円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:4.24%
企業概要

ミクシィは、国内最大規模のスマホゲームアプリ「モンスターストライク」を運営している会社です。時価総額は約1,800億円の中型株。以前は交流サイトの「mixi」運営が中心でしたが、海外勢の台頭で事業は縮小。2013年に投入した「モンスト」が成長し、収益の柱となっています。加えて、プロバスケットボールチームの「千葉ジェッツ」や、Jリーグの「FC東京」を子会社化しスポーツ観戦事業にも注力しています。

2銘柄目:パーソルホールディングス(2181)

「今」割安感のある高配当株の2銘柄目は、【2181】パーソルホールディングスです。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:205.3円
  • 配当金:1株8.6円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:4.19%
企業概要

パーソルホールディングスは、業界2位の大手人材派遣会社です。時価総額は約4,700億円の中型株。人材派遣「テンプスタッフ」・転職「doda」を中核サービスに、派遣・BPO、求人広告、人材紹介など総合人材サービスを国内・アジア太平洋地域で展開しています。

3銘柄目:MCJ(6670)

「今」割安感のある高配当株の3銘柄目は、【6670】MCJです。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:1,363円
  • 配当金:1株57円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:4.18%
企業概要

MCJは、マウスコンピュータージャパンが前身のPCビジネスの持株会社です。時価総額は約1,400億円の中型株。低価格パソコンの製造・販売が起点。東証マザーズ上場後は、経営不振のパソコン周辺機器メーカーや小売店を買収して成長。パソコンは大規模な設備投資を行わず、受注生産で在庫を持たない点が特徴です。

王道の3月決算の高配当株

それでは最後のテーマ、王道の3月決算の高配当株を3銘柄紹介していきます。

1銘柄目:三井住友フィナンシャルグループ(8316)

王道の3月決算の高配当株の1銘柄目は、【8316】三井住友フィナンシャルグループです。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:8,612円
  • 配当金:1株270円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:3.14%
企業概要

三井住友FGは、三井住友銀行を中核とする大手金融グループです。時価総額は約10.1兆円の大型株。銀行業務を中心に、リース業務、証券業務、資産運用業務、コンシューマーファイナンス業務、システム開発・情報処理業務など、幅広く金融事業を展開しています。

2銘柄目:三菱HCキャピタル(8593)

王道の3月決算の高配当株の2銘柄目は、【8593】三菱HCキャピタルです。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:1,020円
  • 配当金:1株37円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:3.63%
企業概要

三菱HCキャピタルは、三菱商事系列の大手総合リース会社です。時価総額は約1.5兆円の大型株。国内・海外法人ビジネスによる機械・器具備品のリース・割賦販売・貸付を主力に、ライフ・環境・再生エネルギー・不動産・航空・モビリティ領域の金融サービスを提供しています。土地建物リースやPFI事業(社会資本整備投資)の取扱いに実績があります。

3銘柄目:KDDI(9433)

王道の3月決算の高配当株の3銘柄目は、【9433】KDDIです。

配当に関する情報(2024年3月14日時点)

  • 株価:4,452円
  • 配当金:1株140円(24年3月期)
  • 予想配当利回り:3.14%
企業概要

KDDIは、携帯電話事業で国内シェア2位の大手電気通信事業会社です。時価総額は約10.7兆円の大型株。グローバルビジネスでは世界60都市100拠点のネットワーク、世界20都市40拠点超のデータセンターサービスを展開。最近はクレジットカード・銀行・証券等の決済・金融事業、ケーブルテレビやテレビ通販など事業領域を拡大中です。

まとめ:3月権利確定の高配当株は優良株がたくさん!

YUSUKE

はい、いかがでしたでしょうか?

今回は、3月権利確定のおすすめ高配当株をパターン別に全9銘柄紹介というテーマで解説をしてきました。

今回紹介をした全9銘柄がこちら
  1. 全国保証(7164)
  2. ゆうちょ銀行(7182)
  3. クレディセゾン(8253)
  4. MIXI(2121)
  5. パーソルホールディングス(2181)
  6. MCJ(6670)
  7. 三井住友FG(8316)
  8. 三菱HCキャピタル(8593)
  9. KDDI(9433)
YUSUKE

みなさん、興味のある銘柄はありましたでしょうか?

3月権利確定の銘柄は優良株がたくさんありますが、最近の株高の影響もあり、配当利回り3%を超える大型の優良株はかなり減ってきました。

配当利回りが3%を割ってても良いからもっと王道の配当株を知りたい…。

こちらの動画を合わせてご視聴頂ければと思います。

今回、改めて3月権利確定の銘柄を分析してみましたが、昨年までは配当利回り3%を優に超えていた銘柄たちの多くが、ことごとく3%を割っていました。そんな中、今回紹介をした全9銘柄はすべて配当利回り3%を超えていますので、ポートフォリオを構成するのにかなり役立つ銘柄たちかと思います。

【重要】配当金で人生を豊かにするために

高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい…!

と思っているけど、今はまだ資金が少ない…という方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。

ちなみに、日本を代表するメガバンク三菱UFJフィナンシャルグループ(配当利回り:4.42%)の株は、1株たったの928円ですので、誰でも気軽に購入ができます!(2023年5月29日時点)

昔と違い、今はネット証券最大手のSBI証券でも1株からなんと手数料無料で買い付けが可能です。

YUSUKE

ボク自身もSBI証券のS株を活用して単元未満株をコツコツと購入をしていっています。

【公式サイト】 https://www.sbisec.co.jp/

SBI証券のS株は買付手数料が無料と言うのは勿論、何よりもアプリやwebサイトがシンプルで直感で操作が可能です!

資産形成を加速させる上でのポイントは、「贅沢をする順番を変える!」ということです。

具体的に解説をすると…、

コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲みに行ったりすることが出来るようになります。

YUSUKE

誰もが最初は少額から。1株ずつコツコツと一緒に高配当株を積み上げていきましょう。

\たった5分で手続き完了/

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