この記事はこんな方におすすめ!
- 3月決算の企業で期末にたくさん配当金がもらえる銘柄を知りたい…。
- 配当利回りが高くても、3月権利で実際にもらえる配当金が少なかったら嫌だな…。
- 高配当株投資についての理解を深めて、老後に備えていきたい…。

今回の記事は、「2023年の3月権利確定分でたくさん配当金が欲しい…。」と感じているみなさんに、3月決算で期末一括配当の高配当株を3銘柄お伝えしていきます。

この記事の内容は…
前半では、3月決算の高配当株ランキングについて解説をし、後半では、3月決算で期末一括配当の高配当株を3銘柄紹介していきます!
この記事を最後まで読むことで、高配当株投資においてとても重要な銘柄選定への理解を深めることができ、みなさんの高配当株ポートフォリオ作成の参考になるかと思います。

※すぐに『3月決算で期末一括配当の高配当株を知りたい!』という方は、目次の【最も注目をしている銘柄はこれ!】にとんで頂ければと思います。
動画で見たい方はこちら
高配当株投資をする上で必ず押さえておくべき3つのポイント
本題に入る前に、下記の3点について事前に確認をしておきましょう。
- そもそも3月権利確定の銘柄はどのくらいあるのか?
- いつまでに買えば3月権利の配当金はもらえるのか?
- 【注意喚起】権利確定月にはこだわりすぎるな!
3月権利確定の銘柄って何社あるの?
そもそも3月権利確定の銘柄はどのくらいあるのか?
ボクが銘柄分析で重宝している銘柄スカウターを活用してスクリーニングを実施しました。

約3800社ある上場企業のうち、2023年3月に配当の権利が確定するのは下記のいずれかのパターン。
- 期末配当を出す3月決算の会社
- 中間配当を出す9月決算の会社
- 四半期に1回、配当金を出す会社
そして、3月決算、9月決算の銘柄だけで2479社(全体の65.4%)にも及びます。
正直、3月権利確定の銘柄は優良銘柄が多数存在しており、どの銘柄を買おうか皆さん悩むことかと思います。
そういった背景を踏まえ、今回は中間配当を出さずに、期末にまとめて配当金を出す業績好調の銘柄に注目をしてみました。
いつまでに買えば配当金をもらえるの?
配当金をもらう目的で投資をする際は事前に『権利付最終日』を必ず把握しておきましょう。
権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで株主権利を得ることができる最終売買日(権利付最終日)を指します。
配当金や株主優待を取得するためには、各企業が定めている権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。
そのためには、権利確定日を含む3営業日前(権利付最終日)までに株式を購入しなければなりません。


ちなみに、2023年3月の権利付最終日は3月29日(水)ですので、今年の3月権利確定の銘柄の配当や株主優待を狙っている人は、この日までに忘れずに購入をしておきましょう!
【注意喚起】権利確定月にはこだわりすぎるな!
高配当株投資のセオリーは、優良な高配当株を出来る限り割安に購入することですので、「権利確定月に拘る」という事は銘柄選定においては優先順位が低い項目です。
とはいえ、誰しもが一度は…

と、考えたことがあるかと思います。
この考え方自体を否定するつもりはありませんし、ボクも憧れたりはしますが、それ以上に大切なのは減配をしづらい優良な高配当株をコツコツと買い増していく方が重要だと考えています。

3月決算の高配当株ランキング
それでは、3月権利の高配当株ランキング上位20銘柄を一緒に確認していきましょう。
(2023年2月9日終値ベース)

みなさんは、この配当利回りランキング上位20銘柄の中で興味のある銘柄はありますか?
TOP3は昨年度から引き続き、海運3社が配当利回りの上位を占めています。
この流れがどこまで続くのかは予想ができませんが、個人的には積極的に投資をしようとは思えない海運3社です。


- 日本特殊陶業は、セラミックの総合メーカー。
- 前期に過去最高純益の602億円を記録。
⇒今期予想は850億円と前期比+41.2%の予想。 - コロナショック以降、株価は上昇トレンド。節目の2450円のラインで反発し上昇中。
ただ、この配当利回りランキング上位20銘柄を見たボクの率直な感想は…
どれもイマイチ…。
3月決算の高配当株は本当に魅力的な銘柄がたくさんあるので、配当利回りの高さにこだわりすぎない方が良いかと思います。
期末一括配当!3月決算の高配当株を3銘柄紹介
それでは、今回のメインテーマである3月決算で期末一括配当の高配当株の3銘柄がこちらになります。
- 世界トップシェアを誇る半導体製造装置メーカー
- 7期連続増配中の清酒国内最大手
- 営業利益率「驚異の80%超」を誇る信用保証会社
みなさんは、これだけでなんの銘柄かわかりますでしょうか?
すべて3%以上の配当利回り且つ、期末に一括配当の予定で、業績も好調な注目の3銘柄です。

前提条件として…
こちらの記事は『マネックス証券の銘柄スカウター』とチャート分析ツールの『TradingView』を活用して、【2023年2月7日時点】での情報をもとに作成をした記事になっておりますので、事前にご理解ください。
【1銘柄目】SCREENホールディングス(7735)
3月決算で期末一括配当の高配当株、1銘柄目は、【7735】SCREENホールディングスです。
SCREENホールディングスってどんな企業?
SCREENホールディングスのことをよく知らない…という方のために、『SCREENホールディングスがどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

- SCREENホールディングスは、半導体製造装置メーカー。
- 世界トップシェアの洗浄装置のほか、熱処理装置、検査・計測装置などの幅広い領域でソリューションを提供。
- 23年3月期下期は部材高騰でも営業益は続伸。事業売却の特別利益も。
SCREENホールディングスの業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。
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【今後の見通し】SCREENホールディングスの買い時について|配当金や株主優待は?業績や株価から徹底分析!
【2銘柄目】宝ホールディングス(2531)
3月決算で期末一括配当の高配当株、2銘柄目は、【2531】宝ホールディングスです。
宝ホールディングスってどんな企業?
宝ホールディングスのことをよく知らない…という方のために、『宝ホールディングスがどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

- 宝ホールディングスは、宝酒造、タカラバイオを中核とする持株会社。
- 主力ブランドは、焼酎「純」、清酒「松竹梅」、ソフトアルコール飲料「焼酎ハイボール」、調味料「タカラ本みりん」など。
- 海外は日本食卸を軸に円安も追い風で好調。国内酒類が値上げを実施するも、原材料高が重く後退。
宝ホールディングスの業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。
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宝ホールディングスの株価下落の理由は?|業績や配当金の推移から今後の買い時を徹底分析
【3銘柄目】全国保証(7164)
3月決算で期末一括配当の高配当株、3銘柄目は、【7164】全国保証です。
全国保証ってどんな企業?
全国保証のことをよく知らない…という方のために、『全国保証がどんな企業なのか?』について概要を解説していきます。

- 全国保証は、独立系の住宅ローン信用保証会社。
- 信用金庫や銀行などが実行する住宅ローンを中心に、債務者に対する連帯保証を引き受け、その対価として保証料と事務手数料を徴収するビジネスモデルを展開。
- 23年3月期前半では、新規保証の実行が停滞。有力地銀や信金へ営業深耕で追い込むも想定未達。
全国保証の業績や配当金の推移、割安性について詳しく知りたいという方は下記をご覧ください。
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全国保証の株価下落の理由は?|業績や配当金の推移から今後の買い時を徹底分析
【まとめ】最も注目をしている銘柄はこれ!
今回は、3月決算で期末一括配当の高配当株を3銘柄PICKUPしてみました。
それでは、今回紹介をした3銘柄の復習です。
- 世界トップシェアを誇る半導体製造装置メーカー
⇒【7735】SCREENホールディングス - 7期連続増配中の清酒国内最大手
⇒【2531】宝ホールディングス - 営業利益率「驚異の80%超」を誇る信用保証会社
⇒【7164】全国保証
みなさん興味のある銘柄はありましたでしょうか?

SCREENホールディングスについて
今年の1月下旬、日本とオランダは半導体製造装置の輸出規制に関して米国と合意したと報じられ、中国での売上比率26.2%の同社にとってこの報道はマイナス要因となりました。ただ、それ以上に1月31日に発表された3Q決算が好調で株価は急騰。来年度には今期未稼働の新工場が稼働する予定で、更なる業績の上乗せも期待されます。
さいごに
貴重な時間をボクの記事を読むことに使って頂いたみなさんにボクからのちょっとしたプレゼント♪
ボクが普段から監視をしている『永久保有銘柄候補25選』のリストを期間限定で無料公開しようと思います。

ボクが銘柄分析で最も活用をしているツールのTradingViewにてリストを作って無料で公開していますので、興味のある方だけ見てみて下さい。
あくまでも、僕の個人的見解のもとPICKUPをした銘柄になっておりますので、投資をする際はご自身でもしっかりと銘柄分析をした上で投資を検討するようにお願いいたします。