

今回は読者さんのこんな悩みにお応えする為に、三菱UFJフィナンシャル・グループの業績や財務内容、配当金の推移、株主優待などから、今の三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は買い時なのか?について僕の個人的な考えを紹介していきます。

僕のことを詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
投資家12年目の僕が成功や失敗を繰り返し、これまでに積んだ経験をもとに、今回は記事を作成しました。

注意事項
本記事は僕の銘柄分析の一環としてまとめたもので、僕の独断と偏見が含まれた個人の見解になります。投資をする際は必ず最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断をお願いいたします。
僕の代表的な6つの投資判断基準
投資判断の基準は「投資家」や「投資スタイル」によって様々です。僕の軸としている高配当株投資の場合、業績好調な高配当株に出来るだけ割安な水準で投資をすることが重要なので、以下の6つの観点を重視しています。
上記6つの投資判断基準から三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は買い時なのか?僕なりに分析をしてみました。
前提条件としてこちらの記事は
2022年8月12日時点での情報をもとに作成した記事になっておりますので、事前にご理解下さい。
三菱UFJフィナンシャル・グループってどんな企業?
【8306】三菱UFJFGの公式HP
出所:三菱UFJFGの公式HP
企業概要
三菱UFJフィナンシャル・グループは国内最大の民間金融グループ。三菱UFJ銀行が核で、さらに信託(三菱UFJ信託)、証券(三菱UFJモルガン・スタンレー証券など)、カード(ニコスなど)、リース、消費者金融(アコム)も手がける。国際展開は邦銀随一。米モルガン・スタンレーは持分法適用会社。米ユニオンバンク、タイ・アユタヤ銀行、インドネシア・バンクダナモンは子会社。米・アジアの銀行や資産運用管理会社などM&Aに意欲的。また、ESGを意識した経営にも前向き。
業績の推移
One-Pointメモ
売上高はコロナ以前の2020年3月期までは毎期増収も2021年3月期に大幅減収。前期は売上高微増も、過去最高益を記録。成長率を見ていくと、売上高は10年間で22.7%の成長も直近3年間での成長率はマイナス。経常利益率、純利益率ともに非常に高いが徐々に落ちてきている点は気になる。
今期進捗状況
One-Pointメモ
今期経常利益の進捗率に関しては、現状非開示となっています。ただ1Qを確認すると、前年比マイナス42.9%と前年よりも大きく出遅れています。
キャッシュフローの推移
One-Pointメモ
三菱UFJも含めて健全な金融業の営業キャッシュフローはマイナスになります。営業貸付残高が増えているのであれば、貸付金が増えていくのでキャッシュフローはマイナスになります。逆に営業キャッシュフローがプラスということは貸し出しよりも、回収が多く行われているという意味なので、貸付残高の減少を意味します。つまり、貸付残高が減ってくということは将来的な利益の減少を意味するので要注意。ただ、三菱UFJの場合、総合金融グループという事で銀行以外にも複数事業を運営していることからこのようなCFになっています。
財務状況の推移
One-Pointメモ
総資産、自己資本、有利子負債の全てが右肩上がりで上昇。お金を借りて、それを貸し出す銀行業にとってはとても健全な資産推移のグラフ。
従業員数と生産性の推移
One-Pointメモ
従業員数は2013年3月期から増え続けていたものの、前期、前々期と減少。1人当たり純利益は上場企業の中央値である127万円を大きく上回っており、高水準を維持。
配当金の推移
One-Pointメモ
三菱UFJフィナンシャル・グループは2013年3月期以降一度も減配することなく、右肩上がりで増配を続けてきている。増配率は5年間で55.6%、年平均で11.1%の増配率。配当性向に関しては、2020年3月期に急激に上がったものの、5年間平均で34.9%と問題のない水準。
株主優待
三菱UFJフィナンシャル・グループは株主優待はありません。
現在の株価は割安か?
One-Pointメモ
こちらは三菱UFJの週足5年チャートです。2020年末頃、長い間続いていた下落トレンドが終わり上昇トレンドに転換。現在はペナントでの推移となっており、どちらに抜けてくるのか注目。
PERの推移
One-Pointメモ
三菱UFJは業績予想が非開示の為、予想PERの推移はありません。
PBRの推移
One-Pointメモ
現在の実績PBRは0.55倍で過去2年間レンジではかなり高く、過去5年間レンジで見ると、ちょうど真ん中に位置しています。実績PBRのチャートを見ると、2021年に入ってから上がってきており、割安とは言えない水準まできています。
配当利回りの推移
One-Pointメモ
現在の予想配当利回りは4.40%で、コロナショック時には配当利回りが6%を大きく超え、6.52%を記録。その後、株価急騰に伴い利回りは低下してきており、過去5年間の中では平均的な利回り水準。
個人的見解
三菱UFJフィナンシャル・グループについてあらゆる角度から企業分析をした結果、超簡単にまとめると下記のようになります。
これらを踏まえて、僕の個人的見解は三菱UFJフィナンシャル・グループは優良な高配当株の一つだが、今は割安とは言えない水準で様子見という判断です。
個人的には、『配当利回りが5%を超えてくるまでは待ちたい』と考えています。
注意事項
あくまでも、僕の個人的見解になりますので、投資を検討の方はご自身でしっかりと企業分析をした上で、ご自身の判断で投資をするようお願いいたします。
最後に
『高配当株を買って日々の生活を豊かにしていきたい!』と思ってるけど、まだまだ資金が少ないという方は1株ずつ高配当株を購入していくことを僕はオススメします。
昔と違い、今はネット証券大手のマネックス証券でも1株から手数料無料で買い付けが可能です。

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贅沢をする順番をかえるだけ
コンビニでの買い物や、お昼のランチ代、会社の飲み会を1回我慢するだけで、好きな高配当株を買う事が出来ます。ちょっとした我慢を先にすることで、将来的には配当金でランチをしたり、友達と飲み会にいったりすることが出来るようになります。
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